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1票が結果を左右

 県議選はいよいよ7日投開票を迎える。長浜市選挙区は現職3人と新人3人が4議席をめぐって激しく争ってきた。現職はすでに県議会で実績を積み、新人は町議会や市議会での経験を持ち、いずれの候補を県議会に送り出しても活躍は間違いないと信じている。
 各候補の個人演説会を順番に聴いて回ったが、候補それぞれの特色が出ていて興味深い。豊富な知識と経験を裏付けるように政策をしっかり語る候補、口下手ではあるが未来を見据えた政策を愚直に語る候補、応援に駆けつける人脈からその人望の厚さをうかがえる候補、徹底した組織戦で支持者を固める候補など、政策、人柄、人脈、組織のどれをとっても多種多様だった。
 さて、この6人のうち誰が勝利の美酒に酔うのだろうか。頭一つ抜け出ていると思える候補もいるが、その他の情勢は混とんとし、複数の候補が当落線上にいる。
 「選挙は水物」という。何が起こるのか分からないという意味だ。勝利を目前にして手からこぼれることはいくらでもある。記憶に新しいのは小池百合子都知事が代表を務めた「希望の党」の2017年衆院選の惨敗だろう。その3カ月前、小池知事率いる「都民ファーストの会」は「権力者」である自民都議連に対峙し、公認候補50人のうち49人を当選させる大旋風を巻き起こした。新たに結成した希望の党に国民の期待が集まったが、小池知事自身の「排除発言」により、小池知事も「権力者」に変質したと国民に思われ、その支持を失った。
 過去の滋賀県知事でも圧勝が確実視されていた3期目を目指す現職が選挙前に新幹線新駅の起工式を強行したことで県民の反発を買い、新人に敗れる大波乱があった。
 何が起こるのか分からないのが選挙。長浜市選挙区に立候補している6人はすでに何度も選挙を経験しているベテランだけにその怖さを身に染みて知っていることだろう。
 何はともあれ、いよいよ投開票。誰が当選するのか分からない情勢だけに、我々有権者の貴重な1票が結果を左右する。

2019年04月06日 16:02 |


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