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SNSとの付き合い方

 コンビニや飲食店の従業員による悪ふざけ動画が相次いでSNS(会員制交流サイト)に投稿され、企業が謝罪に追われる事態となっている。
 回転寿司店では食材の魚をごみ箱に捨てた後、再びまな板に載せようとした動画。コンビニではおでんのしらたきを口に入れて吐き出したり、商品を舐めたりする動画。いずれもアルバイト店員が悪ふざけとして撮影し、親しい友人とだけ共有したはずが、SNS上に拡散した。
 これらの動画は、日ごろ店を利用する人にとっては不愉快であり、衛生面も心配される。特にコンビニや飲食店は、食品を扱うだけにその信頼性を失墜させる動画は企業イメージの低下につながる。悪ふざけした従業員としてはこれだけの大ごとになるとは思わなかっただろうが、場合によっては刑事告訴や損害賠償請求などを受けることになる。
 長浜市内でも最近、飲食チェーン店で客の若者が悪ふざけする動画がインターネット上に拡散。本社が警察に被害を相談し、法的措置の準備を進めていることを発表している。
 悪ふざけ動画だけでなく、自身の写真や動画をSNSに投稿すれば、ネット上の誰かを介して、拡散する可能性がある。スマートフォンで写真や動画を撮影でき、その場でインスタグラム、ツイッターなどのSNSに気軽に投稿できるこの時代。友人から注目を集めようと、あえて悪ふざけ動画を撮影する若者の気持ちは分からないではないが、SNSの向こう側で無制限に情報が拡散する可能性があることを知っておくべきだろう。特に中学、高校生のツイッターなどは実名を挙げて友人と日常的に会話しているケースも見られ、中には他人を傷つけるような実に危うい発言もみられる。
 店舗や人に迷惑をかける悪ふざけは、個人の資質に起因するものではあるものの、そういう姿を世界中に晒してしまうSNSとの付き合い方を、今一度、家庭で話し合う機会としたい。

2019年02月18日 16:22 |


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