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不良品のごみ袋

 湖北広域行政事務センターが岐阜県内の業者に発注した家庭用可燃ごみ指定袋に不良品が混在していることが明らかになった。12月中旬から出回ったごみ袋は手触りからして以前のごみ袋とは異なり、品質の違いは明らか。てっきり仕様が変更になったものと考えていたが、不良品と知らされ、「やっぱり」と思った市民は少なくないだろう。
 不良品の原因は中国国内の工場での製造過程で、体積を膨張させるための無機物が必要以上に投入され、密度が低下したためのようだ。問題なのは、そのごみ袋が湖北広域行政事務センターに納品されるにあたって、名古屋市工業研究所の強度検査成績書を添付していたことだ。公的機関の検査をクリアしたとの証明書が付いているにもかかわらず、不良品が混ざっていた。
 不良品の混入の割合は一定でない。ゆえに、サンプリング調査で、偶然、不良品が検査対象とならなかったとみる性善説に立つべきか、検査を通すために意図的に強度のある製品を提出したという性悪説を取るべきかは別にして、お金を出して不良品を購入した市民も、不良品を納品されたセンターも迷惑な話である。岐阜の納入業者と発注先の中国の工場の責任は大きいが、この不良品が湖北地域だけの問題にとどまるのかが心配される。
 テレビや新聞の報道を受けて、13日朝から、市役所には市民がひっきりなしにごみ袋の交換に訪れている。特に、一部の報道機関があたかも市が回収を呼びかけているように報じたことから、親切心から役所にごみ袋を持って訪れる市民が後を絶たない。
 しかし、センターによると検品済みのごみ袋の在庫には限りがある。新しい製品が市民に届くのは4月上旬になる見込みだ。それまではガムテープで補強するなどして、付き合うことも覚悟したい。

2019年02月13日 17:25 |


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