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野鳥が訪れる庭に

 庭に小鳥が訪れ、可愛い声でさえずったら、どんなに素敵なことだろう―。今年5月、札幌市内の男性から頂いたメールに「バードテーブル」(バードフィーダーとも)と呼ばれる給餌台にエサを置くと、シジュウカラ、ゴジュウカラ、スズメ、ヤマガラ、ヒヨドリ、アカゲラが毎日やって来て賑やかだと記されていた。「今、我が家の軒下の巣箱ではスズメが子育て中。ピーピーとかぼそくても元気のいい雛の声がしています。無事に巣立つのを楽しみにしています」ともレポートし、野鳥に囲まれた環境をうらやましく思った。
 これを真似て我が家でも今秋、バードテーブルを手作りして野鳥の餌を少々置いた。その後、庭には小鳥が時々、姿を見せるものの、餌を食べる気配はない。餌そのものに気付いていないのか、それとも警戒しているのか。1カ月以上、やきもきしながらも、じっと我慢して待っていたところ、先週、ついに小鳥1羽が餌台に。その姿からジョウビタキと思われ、その後も姿を見せるようになり、その可愛い訪問者にカメラを向けている。
 さて、このバードテーブルについて日本野鳥の会では設置時期に注意を促している。というのも、野鳥の多くは春から夏の子育て期間中に、昆虫やミミズなどそれぞれの種類に適した動物質の餌を主食にしていることから、人間の餌を与えられると雛が健康に育つことができないという。このため自然界に食物が豊富な春から夏にかけては、バードテーブルを置くのを控えるように求めている。
 一方で、餌の少なくなる冬はバートテーブルが野鳥の人気を集めるようだ。ただし、野鳥が大挙すれば衛生面などの課題が出ることから、節度ある餌の量を推奨している。
 自然界への干渉をできるだけ抑えながら、たくましく生きる野鳥をそっと見守りたい。

2018年12月03日 16:50 |


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