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発酵食品で乗り切る猛暑

 こうも猛暑が続くと、食欲が落ちる。しかし、食事をおろそかにすれば夏バテを起こして、熱中症にもかかりやすくなる。そんなときは、日本の伝統である発酵食品で乗り切りたい。
 日本の発酵食品には納豆や醤油、味噌など数多くあるが、この時期、家庭で手軽に作れるのがぬか漬け。米ぬかに水や塩を加えて混ぜて発酵させ、今の季節だとキュウリやナスを入れていただく。変わり種ではアボカドを漬けると、お酒のつまみにぴったり。
 ぬか漬けにすると水っぽい夏野菜がとても食べやすくなる。ぬかの中で、乳酸菌や酵母などの微生物が増殖を繰り返すことでうま味が生まれ、夏野菜を美味しく変化させるためだ。おまけにビタミンB群が豊富で、乳酸菌も腸内環境を整えてくれる。
 手間なのはカビの発生を防ぐために毎日か、もしくは2日に1回程度は行う「天地返し」。野菜から出た水分でぬか床が水っぽくなるため、水分の管理や、雑菌の繁殖を防ぐ塩分の調整も必要となる。
 そんな手間はかけたくないけど自家製のぬか漬けを食べたい、という現代人のわがままに応えるようなサービスが東京で始まっている。ぬか床の管理から野菜の準備までしてくれて、利用者は自分でぬか床を作ったうえで店に預け、希望する野菜と受け取り日時をLINEで連絡すると、それに合わせてぬか漬けを作ってくれるサービス。店は「市販品とは違うぬか漬け本来の美味しさや、自分好みの味へ育てていく楽しさを知っていただき、いつか自宅でぬか床を手入れされるきっかけになれば」と期待を込める。この「マイぬか床サービス」は月額1800円で利用できるそうだ。
 ここ湖北地域ではそんなサービスに頼らなくても、畑で採れた夏野菜を各家庭の好みの漬け加減で、ぬか漬けにして楽しんでいることと思う。塩分補給に欠かせない味噌汁と合わせて食卓に並べ、猛暑を乗り切りたい。

2018年07月25日 16:38 |


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