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市政への読者の苦言

 先日、読者から投書を頂いた。匿名であり、名前も連絡先も記していないから、そのまま掲載する訳にはいかないが、今の長浜市政に対する市民感情をストレートに表現していたので、小生が加筆しながら、その読者の指摘を紹介したい。
 タイトルは「長浜3月議会の結果を知って」。市議会3月定例会で可決された市長、副市長、教育長、議員の期末手当(ボーナス)の増額と、介護保険料の引き上げに対する不満を綴っている。
 介護保険料はこの4月から第1号被保険者(65歳以上の市民)の介護保険料の基準額を、年額6万9840円から7万8840円へと引き上げた。引き上げ率は12・9%になる。これは介護保険の費用が増大しているための措置で、今後も上昇が続くとみられている。
 一方、市長、副市長、教育長、議員のボーナスは支給率が従来の2・6カ月から3・3カ月へと引き上げられた。昨秋、市特別職報酬等審議会が県内13市のうち長浜市のみ支給基準が低く抑えられているとして、早期引き上げを求めていた。
 これらについて、投書では「多くの市民は到底承服できる内容と思っておりません」と指摘している。「少ない年金で細々と暮らしている人、子どもを抱え共稼ぎで頑張っている夫婦、毎日の生活が大変な者ばかりです」と綴り、「せめて自分たちの報酬の据え置き、いや減額での介護保険料の引き上げなら納得できるが」と、自らの報酬をアップしておきながら、介護保険料を引き上げる市と市議会に怒りをぶつけている。
 介護保険料の引き上げと特別職のボーナスアップは、役所の理論と都合では、それぞれ独立した背景がある。しかし、市民の視点に立てば、投書の指摘する通りだろう。
 しかも、3月定例会では、約30億円の税金を投入して建設された再開発ビル「えきまちテラス長浜」を運営し、早くも経営難にあえぐ第3セクター「えきまち長浜」を支えるため、2000万円の増資を含む計7000万円を追加投入することも決まった。昨年、2億円を貸し付けているに、再び税金投入という事態を招いたのは市執行部と市議会の責任だ。にもかかわらず、このタイミングで特別職のボーナスアップを決めることは、長浜市政が市民感情に鈍感であると言われても仕方がない。投書の読者が怒り、市と市議会に「猛省」を求めるのは当然の感情であろう。

2018年04月11日 17:03 |


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