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皆既月食なぜ赤?

 あさって31日夜、日本全国で皆既月食を観測できる。月食は太陽—地球—月が一直線に並ぶことによって、地球の影に月が入り込み、発生する現象。国立天文台によると、午後8時48分に欠け始め、9時51分には完全に欠けて皆既食となる。皆既食が1時間17分続いた後、徐々に輝きが戻り、深夜0時11分に元の丸い形となる。
 皆既食となった月は地球の影に隠れて真っ黒になるわけではなく、「赤銅色」になる。辞書によると、赤銅色は赤黒い色で、一般的には真っ黒に日焼けした肌の色を表現する際に使われる。ちなみに赤銅は銅に少量の金を加えた合金で、工芸品などに用いられる。
 なぜ、赤くなるのかというと、夕日が赤く見える「散乱」と呼ばれる現象による。太陽の光が地球の大気を通過するとき、波長の短い青い光は大気にぶつかって散乱するが、波長の長い赤い光は通り抜ける。このため、夕日は赤く見える。皆既食の場合、地球の大気を通過した赤い光がわずかに屈折して地球の背後にある月を照らすことから、赤い月となる。
 つまり、普段見ることのできない神秘的な色の月を観測できるわけだが、皆既食のたびに月の色はわずかに異なるそうだ。このため、国立天文台では、何色だったのかを全国の観測者から募るキャンペーンを実施する。インターネットの特設サイトで、皆既食中に月の色がどのよう変化するのか、①黒②灰・こげ茶③暗い赤④明るい赤⑤オレンジ—から選んで報告する。これによって、皆既月食の月の色の傾向がわかるかもしれないという。
 ちなみに、次回、日本で観測できる皆既月食は今年7月28日だが、月は皆既食のまま沈んでしまい、あまり条件が良くない。食の始まりから終わりまでを見られるのは2022年11月まで待つことになる。
 問題は天気。滋賀北部の当日の予報は曇り。日本気象協会の「星空指数」は100段階評価中の10。「見られたら、かなりラッキーだ」とのこと。

2018年01月29日 16:34 |


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