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ネット介する詐欺

 振り込め詐欺のターゲットは高齢者だけではないようだ。日本航空が3億8000万円をなりすましメールによって騙し取られた。支払い先の担当者になりすました人物がメールで送ってきた偽の請求書を信じて、香港の金融機関口座に振り込んだという。代金は航空機のリース代。大企業とは思えぬ脇の甘さだが、スカイマークにも同様のメールが届いていた。企業をターゲットにしたビジネスメール詐欺も花盛りのようだ。
 現代のビジネスは商品の発注や納品、支払いなどのやり取りをメールで済ますことが多いが、支払いの段階になって取引先になりすましたメールが届き、「振込先の口座が変わった」と騙すわけだ。犯人が何らかの方法で双方のメールを盗み見て、送金のタイミングで割り込む手口。
 また、日ごろからインターネットでショッピングしている若者も詐欺の被害に遭っている。検索サイトで商品を探したところ「詐欺サイト」に誘導され、代金を支払ったのに商品が届かない—という被害が昨年末から急増している。全国の警察が詐欺に悪用された金融機関口座を売買したなどとして43人を摘発した。被害額は半年で2億4000万円にのぼる。日本サイバー犯罪対策センターは半年間で詐欺サイト約2万件を把握。この詐欺を防ぐには基本ソフト(OS)やウイルス対策ソフトを最新の状態にすることが対策の一つだが、クレジットカード払いの表記があるのに実際はクレジットカード払いができなかったり、サイト管理者の連絡先が表記されていなかったりした場合は注意が必要だそうだ。
 詐欺ではないが、ネットショッピングにがっかりさせられることがある。ネットショッピングの際に参考にするのが、購入者が感想を記す「レビュー」や、「レビュー点数」だろう。しかし、このレビューの数そのものが少ない場合は念のため注意を払ったほうが良いかも知れない。というのも、以前、ガーデニング用の鉄製アーチをあるサイトで購入した。商品の紹介ページには過去の購入者のレビューが紹介され、値段の割には評価が良かったことから、その商品を選んだが、一部が欠損した状態で届いた。溶接がいい加減だったのが原因だった。国産じゃないし、値段も安かったし、返品するのも面倒だからそのまま使用することにし、念のために、その事実をレビュー欄に記した。すると、後日、商品ページそのものが削除され、数日後に「新商品」として再び掲載されていた。当然、レビュー欄も一新され、小生の指摘も消えていた。なるほど、こうやって商品情報を更新すれば、商品のマイナス評価が出ることがないのだな、とその悪知恵に感心したものだった。

2017年12月22日 16:31 |


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