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政治の監視 投票行動で

 衆院選はいよいよ22日に投開票を迎える。小池百合子都知事による希望の党の設立を端に発した、民進党の希望の党への合流、リベラル派の排除、立憲民主党の結成、野党共闘の仕切り直しなどにより、野党は大混乱。結局、政権選択の一翼として期待された希望の党は失速し、自民一強に支えられた安倍政権の信任を問う形となる。
 各メディアの情勢分析では自民・公明の与党が300議席を獲得する勢いで、改選前と変わらぬ政治体制が続きそうな気配だ。
 滋賀2区は希望の党の田島一成候補と自民党の上野賢一郎候補による前職の一騎打ちに、市民団体事務局長の対月慈照候補、幸福実現党の荒川雅司候補が食い入る構図。各メディアの情勢分析では上野候補と田島候補が接戦、もしくは上野候補がややリードと伝えられているが、投票先を決めていない有権者も少なくなく、どっちに転ぶのかは22日の有権者の投票行動しだい。各陣営、最後まで気を緩めることはできない情勢だ。
 この衆院選は18歳と19歳が選挙権を得て初めて参加する政権選択選挙となる。10代は高校での主権者教育の影響もあり投票率は20代、30代に比べると高い傾向にあるが、それでも60代以上に比べると低い。
 選挙のたびに憂うのは、少子化により若い世代が減少しているのに若者が投票を棄権しているようでは政治が中高年だけのものとなってしまうということ。日本の未来を創るのは若者だが、中高年ばかりが選挙に行っているようでは、若者の声が政治に反映されない。選挙権を持つ一人一人が主権者であることを忘れず、自身の1票がこの国の政治をかたち作ることを認識したい。また、投票に行くことで今の政治を考える機会となることを願いたい。
 政治家にも注文したい。若者が政治を遠く感じるのは、若者と政治家に距離があるからだ。選挙期間中のみ若者に愛想を尽くすのではなく、日ごろから高校生や大学生と意見交換する機会を設けるなど、若者が政治に関心を抱くきっかけをつくり、そして若者の声を吸い上げて欲しい。
 あさって22日には、国民は政治をしっかり監視しているとのメッセージを投票行動で示したい。

2017年10月20日 16:34 |


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