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長浜市の議会改革22位

 早稲田大学マニフェスト研究所の議会改革調査部会は、都道府県議会と市区町村議会を対象にした「議会改革度調査ランキング2016」を発表した。
 調査は2010年から始まり、本会議や委員会、議案や資料などのインターネットでの公開、会議録公開までの日数、住民参加の取り組み、議長選での立候補者のマニフェスト表明などを問い、点数化して順位を付けている。
 2016年度の調査では、1347議会が回答を寄せた(回答率75・3%)。3年連続で1位となったのは北海道芽室町議会。「わかりやすい議会、開かれた議会、行動する議会」を掲げ、ホームページで議案や資料を徹底して公開。議長から委嘱された住民が議会を傍聴し、議会運営について提言するモニター制度を設け、常に改革に取り組んでいる。
 県内の議会では大津市(2位)、長浜市(22位)、草津市(63位)、滋賀県(76位)が上位100議会にランキングされ、以下、彦根市(189位)、近江八幡市(241位)、湖南市(266位)、米原市(289位)と続いている。
 全国22位という高順位に位置した長浜市議会。本会議や委員会をインターネットで公開したり、市民との意見交換会を定期的に開いたりと、過去と比べると随分と改革が進んでいる。ただ、市民感覚からすれば、これらの取り組みは決して先進的ではなく、「開かれた議会」として当たり前の姿であろう。しかし、長浜市議会が全国で22位にランキングされていることは、いかに多くの議会が閉鎖的で、改革が遅れているのかがうかがえる。これは議員だけでなく、議会に無関心な住民の責任でもあろう。
 さて、調査部会の分析によると、改革に熱心に取り組んでいる議会はPDCA(計画・実行・評価・改善)を徹底していることから、常にランキングの上位に入る傾向がある。また、政務活動費の領収書をインターネットで公開するなど、注目されやすいテーマで議会改革が進んでいるという。
 最終的にはこれらの議会改革が、行政や地域にどのような成果を生み出したのか、住民の目に見える形で伝わることが欠かせない。そのためには、議会改革は制度だけにとどまらず、議員自身が行政のチェックに加え、調査力や政策の提案力を磨くため、日々の研鑽が欠かせない。

2017年06月14日 16:21 |


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