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イースターよりも

 テレビCMで盛んに流れるきゃりーぱみゅぱみゅさんの音楽「良すた」。小売大手イオンが今年から始めた「イースター」のキャンペーンの楽曲で、「イースター」と、春に相応しい「良いスタート」を掛け合わせているそうだ。
 イースターはイエス・キリストの復活を祝う、キリスト教徒にとってクリスマスと並ぶ大切な日だ。春の到来を祝って家族や友人が集まってパーティーをする日でもあり、生命の象徴である卵を使った料理やゲームを楽しんだり、多産のウサギを象った菓子を食べたりする。
 ちなみにイースターの日は、春分後の最初の満月の日から数えて最初の日曜日となる。このため、毎年変動し、今年の場合は春分後の最初の満月の日は4月11日だったので、イースターはこの16日となる。
 東京ディズニーランドでは以前からイースターにちなんだイベントを行ってきたが、今年はイオンが「イースターパーティーをしてみませんか」と盛んに宣伝していることから、庶民にも広がる可能性がある。秋のハロウィンの市場規模がバレンタインデーを上回る大成功を収めていることから、今度はイースターを流行らせようという商魂のたくましさ。
 ただ、長浜市民としては湖北最大のまつりである、長浜曳山まつりを盛大に祝いたい。今年はユネスコの無形文化遺産登録後初めての開催であり、全13基が出場する。本日も土曜日とあってまつりを見物するには絶好のタイミングではないだろうか。
 多くのまつり関係者が指摘するように、曳山まつりを見たことがない市民が少なくない。曜日に関係なく本日が15日に固定されていることや、市街地の交通渋滞への懸念から、開催を知っていても見る機会がないというのが実情だ。
 だったら、今年こそは出かけたい。小さな子ども役者が曳山の舞台で雄々しく、艶やかに、そして時にコミカルに演技を披露する様子は、歌舞伎のあらすじを知らなくても楽しめるし、子ども役者の堂々の演技に思わず手を叩かずにはいられない。
 連夜、若衆による裸参りが行われている。あす13日の夕刻以降は「十三日番」と呼ばれる歌舞伎の披露がある。4つの出番山がそれぞれの地元に曳山を引き出し、その舞台で衣装、化粧を施した子ども役者が初めの公演に臨む。
 仕事終わりに市街地に繰り出せば、間近で迫力の演技を目の当たりにできる。本日のように人出は多くないので、写真も撮りやすい。今年の子ども歌舞伎を一番乗りで楽しめる絶好の機会だ。

2017年04月12日 16:13 |


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