滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



飯塚市長選

 19日投開票の米原市長選は現職の平尾道雄氏が幅広い支持を集めて3選を果たした。平尾氏のこの4年間の大仕事は米原駅前への新庁舎建設に加え、「宿場町構想」の実現であろう。
 新幹線米原駅の開業から半世紀以上が経過しても、駅東側の発展は見られなかった。旧米原町時代からの課題だった賑わいの創出を、平尾市政がどう実現するのかその手腕に期待すると同時に、自治体の手掛ける駅前再開発事業というのは過大投資による失敗例が全国で報告されているので、身の丈に応じた開発に留めるよう釘を刺しておきたい。
 さて、19日に告示された市長選もあった。福岡県飯塚市長選だ。平日の日中に賭けマージャンをしていた前市長の引責辞職に伴うもので、3人が立候補している。賭けマージャンが選挙の原因となっただけに、3候補それぞれが過去の賭けマージャン歴を問われている。
 元市議の小幡俊之氏(59)は「学生時代にラーメンを賭けたことはあった。社会人になってからはマージャンもパチンコもしていない」、共産推薦の弁護士・小宮学氏(61)は「食事代を賭けてマージャンをやった」、前市長と一緒に賭けマージャンをしていた前教育長・片峯誠氏(60)=自民、民進、公明推薦=も「食事代を賭けてやったことはあった」という具合に新聞社の取材に答えている。3候補全員が賭けマージャンの経験ありとして正直に答えているのが面白い。
 この飯塚市はかつて炭鉱の街として栄えたが、閉山が相次いだことから、炭鉱に代わる財源を目当てに同市が1957年に開設したのが公営ギャンブルのオートレース場だった。今では飯塚の代名詞であり、福岡県のみならず九州からオートレースファンが飯塚市を訪れる。
 そのオートレース場も今や赤字続きで、2年前からは民間委託による再建に乗り出している。3候補にはどうせ賭けるのならマージャンでなくオートレースであって欲しい。有権者はそう願っているのかもしれない。

2017年02月20日 16:07 |


過去の時評


しが彦根新聞
滋賀夕刊電子版
滋賀夕刊宅配版
滋賀夕刊デジタルトライアル
 
長浜市
長浜市議会
長浜観光協会