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積雪と日本海の関係

 今冬、2回目となる積雪が目下、滋賀県を直撃中で、湖北地域も雪景色となった。日本の原風景の一つである雪景色は外国人観光客に人気で、積雪情報を事前に察知しては景勝地でカメラを構える外国人が多いそうだ。
 日本は緯度が比較的低いにもかかわらず、積雪量の多い国として知られる。日本海側では平野部でも2〜3㍍の積雪量に達することがある。冬になれば北半球の広範囲で積雪が見られるかというとそうではなく、平野部でもこれほど積雪があるのは世界的に珍しい。
 1998年の冬季オリンピック会場となったのは長野だが、これは歴代の開催地の中でも最も緯度が低い。また、世界一の積雪量は伊吹山が1927年に記録した1182㌢となっている。
 なぜ日本は積雪量が多いのだろうか。その要因は日本海の存在につきる。日本の冬は、その気圧配置「西高東低」に見られるように、ユーラシア大陸で形成されたシベリア高気圧から吹き出す冷たい風が日本に寒波をもたらしている。ユーラシア大陸からの冷たい風は、日本海で大量の水蒸気を吸い上げ、日本の山脈にぶつかって上昇気流となり、雪雲が発生するわけだ。
 もし、日本海がなければ積雪はほとんど見られなくなるが、代わりに乾燥した寒風がそのまま日本を襲うことになるため、シベリア並みの酷く冷え込んだ冬となる。
 積雪は日本を過酷な寒さを防いでくれる代償—。そう考えれば、雪かきのスコップにも力が入る?

2017年01月23日 15:58 |


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