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正月料金への苦情

 このお正月、長浜八幡宮に初詣に出かけ、車をすぐ近くの旧市役所本庁跡地の駐車場に停めた。普段の駐車料金は1時間100円で、24時間最大料金が200円と非常に良心的だが、正月は違った。初詣を50分程で切り上げたが、駐車料金は1200円になった。
 看板では12月31日から1月4日までを「特別料金期間」として15分300円と告知し、「最大料金適用なし」と表示していた。1時間当たりの利用料は1200円になり、もし24時間利用すれば2万8800円と、普段の144倍という恐ろしい事態となる。
 この看板を見落として普段どおりの料金設定と勘違いしていたら大変なことになると思っていたら、やはり一部の利用者が特別料金に気付かず、年末年始に大きな出費を強いられたようだ。
 滋賀夕刊にも複数の読者から「あまりにもえげつない金額設定だ」との声が入り、ある男性は「今までが1時間100円(1日最大200円)で営業してきた事実があるので、表示さえすれば突然桁違いに高額な料金に変更しても問題ないのか疑問に思う」と指摘し、「騙し討ちに遭ったというのが正直な感想」と怒り心頭のようす。この男性、日ごろから出勤時の駐車場として利用しており、仕事初めの1月4日に停めた結果、1万円近くを支払うはめになった。「市が貸し出している土地だから、安心感があったのに」と漏らしていた。
 駐車場を管理・運営する大阪市内の業者に問い合わせたところ、料金は年末年始の需要に合わせた値段設定で、告知も1週間以上前から行っていたと説明。また、昨年の年始、参拝客が駐車場に殺到したためゲートを開けっ放しとする運営を余儀なくされたことから、今年は混雑緩和のためにも料金を上げる必要があったという。
 さて、この駐車場は本庁跡地の暫定的活用のため市が貸与している。市が跡地活用にあたって定めた「長浜市役所本庁跡地貸付実施要領」では、料金設定について「周辺駐車場との均衡に配慮した料金設定とし、長浜市と協議をしてください」と明記しているが、市によると業者側から協議はなかったという。業者側は長浜曳山まつりなど市内で行われる行事に合わせて駐車場を無料開放したり、料金を据え置いたりするなど協力してきたとして、今回の特別料金設定に理解を求めていた。
 初詣客を当て込んで神社周辺の駐車場料金が年始に跳ね上がるのは長浜に限らず、全国各地で見られる現象だ。また、「最大料金」が設定されていない駐車場も少なくない。利用する際にはくれぐれも注意したいところ。

2017年01月11日 15:55 |


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