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湖国で相次ぐ市長選

 元日の長浜八幡宮は初詣の参拝客が参道に長い列を作った。近くの路上に、参拝客にあいさつする上野賢一郎衆院議員の姿があったので「今年は早い段階で総選挙がありそうな気配なんですか?」と話しかけたところ、「毎年恒例の新年のあいさつです」とのことだった。安倍首相は今年早期の解散・総選挙の可能性を否定しているが、衆院議員の任期4年の折り返しを過ぎたことから、今後、総選挙の話題がことあるごとに噴出しそうな気配だ。
 「自民一強」というより「安倍一強」の国政は、野党第一党の民進党の存在感の無さも応援して、比較的安定している。一方、海外は同盟国・米国にいよいよトランプ政権が誕生し、この政権と安倍政権がどのような関係を構築するかによって、日本の経済や国防の将来に穏やかでない影響を与える。中国の領土的野心の拡大、韓国の大統領弾劾審判、北朝鮮の核兵器問題、そしてEUの不安定化も含め、日本の外交に隙を見せることができない1年となる。
 湖北地域では2月19日に米原市長選があり、今のところ3選を目指す現職の平尾道雄氏に現職市議の松崎淳氏が挑む構図だ。知名度、組織力ともにリベラル系の平尾氏が上回り、一匹狼的存在の松崎氏がどう立ち回るのかが注目される。保守・自民系は候補を立てられず、その原因を2014年4月の県議会議長選で表面化した赤堀義次氏と辻村克氏(いずれも米原市選挙区の元県議)の確執に由来すると推測できるが、国政で一強の自民も地方では首長候補さえ立てられないことに、人材不足を裏付けている。
 その隣の彦根市では4月に市長選。こちらは毎回、複数候補が入り乱れる激戦で、今のところ現職の大久保貴氏に、元教育委員で元毎日放送記者の田原達雄氏、前市教育長の前川恒廣氏が挑む三つ巴の構図。
 一方、高島市では、今月29日に市長選が行われる。現職の福井正明氏に、無風選挙を阻止すべく市議の熊谷もも氏が立ち上がり、一騎打ちの様相。
 さて、長浜市は来年2月に市長選を迎えることから、今年の夏か秋以降にも藤井勇治市長の去就を含め、候補者の模索が水面下で動き出すのではないだろうか。

2017年01月04日 16:19 |


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