滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



2014年01月30日

中・韓の靖国反対の裏話

 ぼくは前々から日本の新聞やテレビの偏向を憂慮しており、いまも頭にくるのは、新聞やテレビがことあるごとに日本を悪しざまに報道し、安倍叩きと靖国叩きに狂奔していることである。その思いは折にふれ、時評に書いているが、たまたま月刊誌「ウィル」3月号に「日本のメディアは中国・韓国の工作員か」のテーマで評論家の櫻井よしこさんと作家の百田尚樹さんの対談記事が出て感動した。
 櫻井さんは、学校で教えたり、メディアが伝える歴史は、従軍慰安婦の強制連行や南京大虐殺など史実に反する言わば捏造された歴史で、日本を悪く批判したものが多い、と指摘し、昨年末の安倍首相の靖国参拝について次のように語っている。
 櫻井「首相の参拝に対しては深い尊敬と感謝の気持ちを表明したい。他方で、日本の大メディアはこぞって強く批判したが、私は日本のメディア報道こそおかしいと感じています」。
 百田「私もおかしいと思います。批判しているメディアの人たちは靖国に関して何の勉強もしていないのではないでしょうか。そもそも靖国神社を政治問題化させたのは朝日新聞ですから。戦後、日本の首相は昭和60年まで靖国に60回参拝していましたが、その間、中国と韓国は一度も抗議しなかった。A級戦犯を合祀したあともです。それが、昭和60年に朝日が靖国参拝はおかしいと書き、『日本の総理が戦争犯罪人を祀っている靖国神社に参拝しています。これはおかしいでしょう中国さん。文句言うて下さいよ』と、わざわざ中国政府に注進しに行った。それで『そうか、文句言うたらええことあるんやな』と、中国の抗議はそこから始まります。なぜか韓国も抗議し始めた。そういう歴史的経緯をほとんどの人が知らない」。
 櫻井「いわゆるA級戦犯が合祀されたのは1978年(昭53)。翌79年に太平首相は2回、靖国に参詣。その年の12月、訪中した際は中国側から大歓迎を受けている。その後も歴代首相は6年半にわたって21回参拝している。靖国が問題視されたのは百田さんの指摘通り、歴代首相が60回の参拝を果たしたあとの1985年(昭60)9月です。中国の政治的思惑から生じたもので、日本叩きのカードであることが明らかになった」。
 百田「85年に中国が文句を言い出したのも、朝日新聞が中国政府に批判するよう働きかけたのがすべての発端であることを繰り返し強調しておく」。
 櫻井「NHKは公共放送だから正しい報道をしていると思い込みがちだが、必ずしもそうではない。安倍首相が靖国に参拝した、というだけを報じて、すぐそのあとに、では、中国の反応は、韓国の反応は、と、中韓の話しに移ってしまう。両国が反発するのは分かりきったことですが、そもそも靖国参拝は中国や韓国の問題ではない。なにゆえ、靖国があるのか、なにゆえ総理が参拝するのか、ということをきちんと説明することが求められるのに、そのような報じ方は一切しない。ものすごくおかしなことで偏向していると思います」。
 百田「中国や韓国がこれだけ文句を言うてますよ、と中韓の言い分をそのまま代弁するかのような新聞やテレビ局に対しては、あなた方はいったいどこの国の新聞社なのか。どこの国のテレビ局なのか、と聞きたいですね。中韓の言い分に対して是非を論じるのであれば、それは各社の考えがあっていいと思う。しかし、いまのメディアの報道は中韓の言い分をそのまま伝えるだけで、これは垂れ流しと批判されても仕方がない」。(文中敬称略)【押谷盛利】

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2014年01月28日

侵略戦争と日教組の話

 滋賀県の大津を中心に開かれた日教組(日本教職員組合)の大会が26日に閉会した。27日の新聞は珍しく大会の様子を報じたが、組合側がごますりをしたのか、報道各社が好意的なのか、各社の紙面は、組合が子どもの教育のため熱心な研究成果を上げた、と持ち上げていた。
 日教組は本当に日本の子どもの教育に、そして日本の将来に役立つ運動方針を持っているのだろうか。そういう国民の疑問に答えるため、ごく最近の月刊誌の記事を紹介する。
 ぼくが目を通してほしいと思うのはワック出版の「月刊ウィル」3月超特大号である。このなかのジャーナリスト櫻井よしこさんと作家の百田尚樹さんの対談が注目される。百田尚樹さんは「永遠の0(ゼロ)」(太田出版・講談社)で時の人といわれている。何しろこの本、390万部を超える超ベストセラー。映画化もされ、映画を見た人はほとんどが泣いたという話題作。
 2人の対談の中で、アジアに勇気を与えた日本について、百田氏は大東亜戦争に次のように言及している。
 これは日本始まって以来の大事件です。僅か3年8カ月で民間人を含めて300万人以上が命を落とし、日本中が焼け野原となった。これほどの大事件を日本では義務教育や学校の歴史教育できちんと教えていない。学校の歴史の教育では日露戦争以降は受験にもあまり出ないので駆け足で終わらせてしまう。だから近代史は自分で勉強しなければ学ぶ機会がない。ほとんどの子どもは日本の近代史を知らないまま大人になってゆく。
 例えばメディアでも大東亜戦争について、日本の侵略戦争だとばかり言うから無条件に日本は侵略戦争をしたと思い込んでいる人が多い。
 「侵略戦争」といっても日本人は東南アジアの人々に戦争をしたわけではない。フィリピンを占領したアメリカ軍や、ベトナム、カンボジアを占領したフランス軍、マレーシア、シンガポールを占領したイギリス軍、インドネシアを占領したオランダ軍と戦ったわけです。このような当たり前のことを知らない人が非常に多い。日本の行為を侵略戦争と批判するなら、それ以前に欧米諸国も批判されるべきです。
 櫻井さんはこれを受けて「日本軍が戦ってくれたおかげで、アジアは独立を果たしたということを、インドやマレーシアをはじめアジアの各国の人たちが言っている」とアジアに足を運んだ体験談を披露している。
 さて、日教組の話であるが、百田氏は、ある新聞記者に聞いた話を次のように打ち明けている。
 日教組の強い組織力を持つ某県で小学生に「日本は悪い国だった」という罪の意識を身につけさせるという指導要領があった。彼はその指導要領とその教育を受けた子どもたちの感想文を実際に見たところ、子どもたちの感想はほぼ全員が「日本人であることが嫌になった」「自分たちのおじいさんを軽蔑する」「近隣諸国に謝りたい」といったことを書いていたそうです。
 こんな教育を受けた子どもたちが自国に誇りを持てるでしょうか。日本という国を愛せるでしょうか。
 「日本は最低の国だ」「自分には最低の民族の血が流れている」「俺はなんて国に生まれてしまったんだ」と思い込んだ子どもたちが将来立派な大人になれるでしょうか。日教組はそうした教育を戦後一貫して行ってきた。
 この対談は靖国参拝にも触れているが、次回に紹介する。【押谷盛利】

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2014年01月23日

ケネディ駐日大使に反論

 ケネディ駐日アメリカ大使が21日、公邸で朝日新聞のインタビューに応じた、と同紙は、その内容を23日付で報道した。
 このなかで気になるのは、「日・中・韓は、歴史を超えて和解せよ」といういい子ぶりである。
 日本はケネディ氏に言われるまでもなく、戦後一貫して、他国との仲よし外交、平和外交を進めており、さきの戦争で与えた中国、その他の被害国に対しても歴代首相はお詫びの談話などを発表している。これについては天皇陛下も心を痛められ、中国の首相が日本を訪問したとき述べられている。
 日本には昔から「遠い親戚より近い隣」という教えがあり、常日ごろから隣人と仲よく交際することを生活信条としてきた。自らの負を自覚する日本が、中国や韓国に対して、憎しみや敵意を持つことはない。しかし、最近のニュースを見ると、中国、韓国、北朝鮮の政府やマスコミの対日感は、あからさまな反日感情まる出しで、敵意をむき出しに刃を磨いている格好である。
 中国、韓国は、いわゆる慰安婦問題と首相の靖国参拝を取り上げ、不倶戴天の敵の如く日本を非難するが、両国は、自国の政情不安からくる国内問題の危機を回避するため、日本叩きによって、政権や権力を維持しようとする魂胆が見え見えである。韓国は、日韓条約によって、植民地時代のわだかまりを解消し、日本から多額の賠償と援助を得ることによって近代国家への道を躍進してきた。
 世界の人々が過去を言及し、朝鮮が近代国家になり、国民の富と国力が培われたのは日韓併合の歴史の大いなるプラスであった、と評価しているほどである。その歴史的事実を棚上げして、一方的に、日本に差別され、搾取された、と被害者意識を国民に植えつけ反日を国是化した。のみならず、ありもしない、でっちあげの慰安婦問題を大々的に取りあげ、アメリカ国内で、慰安婦の像までつくって、国際的に日本をおとしめることに躍起になっている。
 さらに、首相の靖国参拝に関しても反対ののろしをあげ、その反日宣伝に踊らされて、日本への観光旅行を口実に、靖国に放火する過激行動すら組織するというありさまである。
 靖国については、中国もそうであるが、彼らは、なぜ、靖国神社に対して、日本人の心を逆撫でするのか。靖国詣でについては、常に歴代首相も語っている通り、日本人として、日本として、国のため尊い人命を失った人々への慰霊と追悼、そして二度と戦をしないという反戦の誓いをこめての参拝である。戦死者の慰霊は国家と国民の義務であり、あくまでも国内問題である。国内問題に外国からとかく批判される理由はなく、その都度、日本人は嫌な気分で、このニュースに失望している。
 ケネディ大使は「歴史を超えて和解せよ」と親切ごかしだが、それは日本へいうのではなく、中国や韓国に対して言うべきではないか。アメリカは、中国の実力にびびっているから、いい顔をしようとしていったのか、真意は判りかねるが、将来、中国の共産党権力が韓国を支配し、東アジアが中国ベースで外交、軍事的に展開された場合、世界の自由と民主主義がアジアから崩れてゆくことの危険を認識しているのだろうか。それはアメリカ国民の名誉ある自由と自主の誇りを捨てて、中国共産党権力による奴隷の道への転落になるのではないか。アメリカ国民がそれを許すのか。ケネディさん、もっと日本を理解して発言してもらいたい。【押谷盛利】

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2014年01月21日

子が親を捨てる世の不幸

 息子が認知症の母親を殴って殺してしまった。なんぼ言うても言うことをきかないからつい手をかけてしまった、と警察の調べに答えているが、分かるようで分からない悲しい事件である。
 老人夫婦がこのごろさっぱり姿を見せない。もう2年も3年も姿を見ないが…、と付近の人が案じて警察に通報したところ2人はすでに死んでいた。食べるものは何一つなく、冷蔵庫は空っぽ。老妻が病気で倒れたあと、介護していた老夫が疲れ果てたうえ認知症に。寒くても暖房できず、外界と遮断されたあげく食うものもなく2人とも餓死した。
 似たような事件はひんぴんとして起こる世になった。
 なかには年老いて死んだ父をそのまま押し入れに寝かせて、葬式をせず、父の年金を受けとっていたという話もあった。高齢化社会の悲劇はいろいろな形でショックなニュースとなる。
 捨て子という言葉があるが、捨てられた子は児童施設などで育てられるが、捨て親は始末が悪い。親の老化と病気、痴呆などを面倒見きれない場合は、老人福祉の公的援助にすがるしかないが、その手続きやそれまでの介護を逃れるため、親を捨てて行方をくらます。子が複数あっても、それぞれが自己の家庭優先で年寄を引き取ることもなく、施設での介護など取るべき対応もしない。兄弟、姉妹が他人のようにばらばらになって冷えてゆく。
 孤独の老人は病気でなくとも日日を淋しく暗く生きている。たまたまかかってくる電話に温かみを覚えて心をなごませる。そんな老人の心の不安を除くかのように優しい声は、お金が返ってくるだの、年金の不足分を支払う手続きをしてあげる、権利を買うと5倍、10倍の利益になる、あることないことを福祉の顔や警察顔、役所の顔をのぞかせて詐欺を働く。
 なんで、そんなインチキにかかるのか、と通常の神経で考えるが、孤独老人の淋しくも世間慣れしない心は、真否の判断の前に、その電話に温かみを感じてしまう。「オレオレ詐欺」だって、孫へのなつかしみ、親しみが前後の冷静さを失わせてしまう。
 このほど、湖北地方で町議長までした老人が多額の借金を残して死亡した。なぜ多額の借金をせねばならぬほど金に困っていたのか。被害者の親しい人の話では、「預金通帳を貸してくれ、利息は払うから」といった調子で親戚などから借りていたらしいが、老人社会をめぐるカネのトラブルや悲しいできごとがあまりにも多すぎる。
 老人にとっての最大の不幸は連れ添いに死別することである。2人の場合は相談をし、2人の知恵が進行上の青赤の点滅を判断するが、1人となれば淋しさが孤独感を増幅し、信じられないほど上手口に乗せられやすい。そのくせ、ガードが固く、隣りや知人にいい格好をして、本心を明かさず、泣きついたりしない。
 捨て親なんていやな言葉だが、少子化になればなるほど、こういう不幸な人が多くなり、子もまた結婚せずに、独身老人となって孤独の世を生きることになる。
 おカネもさることながら心の福祉が願われる。【押谷盛利】

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2014年01月18日

人生の皮肉と長浜市長選

 東京都知事選を皮切りに、2月は長浜市長選、夏は知事選、新春早々話題にこと欠かない。
 長浜市長選は現職の藤井勇治氏独走と思われていたが、日本維新の会の公認で石井幸子氏が出馬するので、街だねはぞわぞわし始めた。
 横綱と幕下では興業にならないと鼻白む声もあるが、当事者や、ひいき筋には熱い戦となる。
 人生は山の彼方、海の彼方への遠い旅。その旅への一里塚。それにしても選挙にまつわる人間の運命ほど恐ろしくて、面白いものはない。
 藤井氏は若いころから政治への関心が強く、国会議員の秘書や大臣秘書官などを経て、小泉内閣の郵政解散で国会へ進出した。いわば小泉チルドレンで、華麗なスタートを切ったが、小泉後の自民党内閣のふらふら腰で、2期目を失速した。
 鳩山、小沢、菅氏らの民主党に逆揺れして、自民党は完敗して真っ青になった。今の上野賢一郎氏も小泉解散では大津から出て当選したものの、2期目は藤井氏同様涙を呑んだ。
 民主党と自民党のあまりの格差に次を案じるファンは、藤井氏に長浜市長を持ちかけた。上野氏は市長会などにかつがれて知事選に出たが、勝負にならなかった。
 うなぎ上りと思われていた民主党が、鳩山の脱税や小沢の金権体質などがたたって、人気が急下落。一昨年の選挙では、時計の振りこよろしく、自民党は大躍進。民主党はペシャンコになった。
 こんなことが初めから予想されていたら、藤井氏はチッポケな田舎市長なんかに目もくれず、じっと次の国政進出を待ったはずだ。逆に失意の底にあった上野氏は上げ潮にうまく乗って、古郷の2区で返り咲いた。中央の赤いジュウタンは国政を担うが、地方の首長は議員にかみつかれたり、箸の上げ下ろしにまで人の口歯にかかるなど、その格差は大きい。いざ首長になれば、行政実績もさることながら、再選、3選へと足場を強大に構築しなければならぬ。
 政治に志した以上、中央でお役に立つのも、地方で献身するのも道はただ一つ。「ご奉公」の3文字である。
 日本維新から出る石井氏は、関東で、町議をやっていたが、大阪の維新塾をきっかけに未知の長浜へ政治の軸足を変えた。まねのできぬ冒険だが、人の心の底は分からない。維新好きは橋下好きに通じるが、地方の維新は市民との信頼関係などでギクシャクするところがあって、参院選の全国区といった調子にはならない。
 彼女の運命も藤井氏の運命も長い一里塚の旅のなかで最終は神の審判を受ける。【押谷盛利】

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2014年01月16日

東京都知事選と外野席

 面白くなった、といえば、ふざけたように思われるかもしれないが、1週間後に迫る東京都知事選の告示を前に元首相、元厚労相、元航空幕僚長、前日弁連会長、それに毎回出る発明家など多士済済のメンバーが顔を揃えた。これを買い手市場という。1票の権利を持つ都民は選り取り見取りである。
 顔ぶれの豪華さに一層拍車を掛けたのがこれまた応援の元首相。
 面白いのは当たり前で、言葉を換えれば興味しんしん、食べた飯が喉を通らぬ程の大レースである。拍車というのは、乗馬靴のかかとに取りつける金具のことで、競馬などで騎手が馬を力走させるため、これで馬の腹を刺激する。
 さすがに日本の首都・東京都の王様を選ぶ催しだけに役者も違うが、ひいき筋も豪華である。
 それに比べると、淋しいことだが、わが近江の国は、天智天皇は別格として、歴代の権力争いは蚊の鳴く程で、歴史に出て来るのは石田三成と井伊直弼くらいである。
 今年は夏に知事選があるが、現職の嘉田以外にはうわさもない。県民性の事大性を知っているから、権力欲の旺盛な現職は出るとも出ぬとも言わずに時の利を稼いでいるが、言わぬだけで、出るに決まっている。だのに、われこそは、と旗を上げるものもなく、これでは開店休業、県政の先が思いやられる。
 さすがに東京は国際都市である。6年後に東京五輪を控えているだけに出る人のスケールも大きいが、都民の期待も国際級である。どの顔ぶれも申し分ないが、相撲でいう東西決戦。両横綱対決の名勝負を期待すれば、元首相の細川護煕(76)と、元厚労相・舛添要一(65)の戦であろう。
 細川には、もう一人の元首相・小泉純一郎が全面的にバックアップする。細川も小泉も話題性にこと欠かず、名声は全国すみずみに浸透している。
 対する舛添は学者出身で政策に明るく弁も立ち、行動力もあり、将来性を期待されたが、途中で自民党を出て、あるか、ないか分からぬ改革とかの党首となった。新しい突破口を求めていた彼に自民党が誘いをかけたから「ああ、ありがたや」と乗ったのはよいが、思わぬ伏敵で予想が狂った。
 肝心の自民党は別格守護神の小泉が細川丸に乗ったので大騒ぎ。息子の小泉進次郎代議士は将来の総理と言われるきれものだが、これまた舛添にはつかぬという。政治家は自分のポストと選挙だけに関心があるから、小泉の一石と細川の出現で、思わぬところから政界の再編成が動き始めるだろう。
 同じことは自衛隊の元えらいさん田母神俊雄陣営の強力支援者にもいえる。日本維新の会の共同代表である石原慎太郎元都知事のバックアップである。石原の知名度と実績は元首相並みで重い。外交や防衛で国民の期待もあるから、日本維新の会への影響は大きい。政界再編を志す大阪維新の橋下大阪市長や松井府知事らの他、みんなの党から独立した新党「結い」の江田代表らが細川丸に合流する可能性が大きい。細川には民主党がつく。そこで細川・小泉新党ができるか、民主党の組合派が孤塁を守るのか。ここ2年が見どころであるが、動きは早まるにちがいない。
 弁護士界の大物・宇都宮健児(67)は、共産党と社民の推薦を受ける。
 革新旋風を期するだろうが、細川の脱原発路線のショックは大きい。さて、君ならだれを応援するか、東京都民の気持ちで、日本を思うのはとても大事なことである(敬称略)。【押谷盛利】

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2014年01月14日

仰向いて吐く唾と新聞

 「仰向いて吐く唾」という。
 日本叩きの激しさを増す韓国の朴大統領に、ふとこの言葉を重ねる。韓国は儒教の国だから「遠い親戚より近い隣」の意味を知っているはずだが、どう狂ったのか、その大切な隣を誹謗することに夜も日もない。情けない話であるが、日本叩きによって自分の人気の下落を防ぐつもりなのだ。もっとはっきり言えば、日本叩きの公約によって大統領に当選したのだ。なんという、つまらぬ、見苦しい了見だと、嘲笑したくなるが、こんな男(女)にだれがした、と考えることが今の日本人にはとても大切であるから、それについて所見を述べる。
 韓国は日本の敗戦によって独立したが、北も南も元は朝鮮であり、朝鮮半島は一つの国である。ところが、日本の敗戦と、これに伴う戦後処理の戦略で、ソ連(当時)の狼のような強い牙が朝鮮の属国化を図った。やむなくアメリカは折れて、38度線によって、北朝鮮と韓国の二つの国を独立させた。
 出発点から分かる通り、北はソ連の影響下、南(韓国)はアメリカの影響下に入った。
 当時の北の支配者・金日成は、独立2年後突如、38度線を越えて南へ軍事侵攻した。朝鮮戦争は5年間も続いた。これは、革命は暴力による、という共産主義の原則によるもので、韓国への侵略を「解放戦争」と名づけた。アメリカ帝国主義から人民を解放し、祖国の統一を図るという戦略で、裏からソ連と中国が支援した。アメリカと国連軍は一時、釜山まで退却したが、後半に逆転して平壌が陥落寸前に立ち至り、遂に休戦した。
 以来、北の最大の政策は南(韓国)の解放、即、朝鮮統一だった。解放は実力(軍事力)によるもの、と認識しつつ、啐啄の理論宜しく、韓国内での反アメリカ、反日本の世論を組織化し、青年層、軍隊、職場に親北勢力を滲透させ、スイッチ一つで、北は南へ軍事行動し、南は親北勢力の蜂起で連帯するというレーニン主義のイロハを実践することになった。
 哀れにも韓国の歴代大統領は、この北朝鮮の戦略に乗せられ、己が権力を持続するため外交、行政に「反共」を抑制しつつ、反米、反日の政策を推進することになった。
 いま、日本のマスコミは、こうした北の陰謀や、韓国の親北政策の実態を報じないが、静かに眼を日本国内の政治に当てれば、そこに韓国でみられる共産主義化の赤い牙が読みとれる。
 日本のマスコミは一部を除き、共産主義化の病菌に侵されているのか、日に月に、病菌は広がりを見せている。その戦略は如何に安倍を叩き、自民党を弱化するかにある。朝日、毎日、中日などを先頭にあらゆる角度から安倍叩きが旋風化しつつある。その標的が先ず首相の靖国参り。首相ばかりか、政治家みんなにライトを当てて、靖国を敵視するのは、彼らマスコミが北の工作の病菌を持ってるからである。これに輪をかけているのが、機密保持法、すなわちスパイ防止法。
 朝日に至っては、13日付の文芸欄に見られるように短歌欄は御用歌人かと思われるほど反安倍、反機密法の歌が特選されている。
 マスコミの威力は、知らず知らずのうちに国民を洗脳してゆく魔性である。このような反安倍の報道は中国や北、韓国への陰の援助であり、言葉を換えれば共産革命への一里塚である。日本は今にも戦争するぞ、うっかりものいうと逮捕されるぞ、などとデマを撒くものの本質を直視せよ。【押谷盛利】

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2014年01月10日

新成人の恋愛・結婚観

 きょう10日の滋賀夕刊の紙面に、13日の「成人の日」を前にした新成人の抱負や決意が述べられている。社会人としてすでに就職している者、実家を離れて独り暮らしの大学生など、境遇はそれぞれだが、寄せられたメッセージからは両親や恩師、友人への感謝の気持ちと、成人を迎えるにあたっての決意がにじみ出ていた。
 今年の新成人は、いわゆる「ゆとり教育」(2002〜10年)で過ごした期間が最も長い世代にあたり、堅実で高望みしない一面から「さとり世代」などと揶揄されることもある。車やブランド品に興味はないが、自身の趣味にはお金を惜しまない。そして恋愛にも仕事にも淡白—。
 そんな新成人の意識について、結婚相談サイト「オーネット」は19年連続してアンケート調査しており、今年も興味深い結果を発表している。
 現在、交際相手がいると答えた男性は17・7%、女性は31・7%に過ぎない。2000年の調査で男女ともに過半数を占めたのと比較しても、恋愛に淡白で異性とのコミュニケーションが苦手なのが浮き彫りになっている。
 交際経験がない新成人は男性の5割、女性の4割を占め、特に気になるのは「交際相手が欲しい」と回答した男性の割合が63・8%にとどまったこと。90%を超えていた2000年以降、低下し続けており、「草食男子」の増加を裏付ける回答だ。一方、女性の67・0%は交際相手が欲しいと回答し、これは近年の調査の中では比較的高い。
 恋愛感については7割近くが「恋愛は人間として成長するために重要である」と認識しているが、「束縛されたくない」(64%)、「交際に積極的でない」(63・3%)とも回答している。
 結婚観については、「結婚したくない」が男女ともに2割を占めた。一方、「早く」「いずれ」結婚したいとの回答者が理想とする結婚年齢は、女性25歳、男性30歳だった。
 2020年の東京五輪を26歳、27歳で迎える新成人。「どのように迎えるのか?」との問いには、2割が「2020年までに結婚して家族と一緒に応援したい」と回答。このほか、「競技場に足を運んで選手を応援したい」「ボランティアを通じて関わりたい」との回答が目立ち、中には「五輪の年に結婚したい」(6・1%)、「子どもをもうけたい」(5・8%)との声もあった。

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2014年01月09日

食品の農薬汚染と消費者

 去年の暮れから新春にかけて冷凍食品の農薬汚染が大々的なニュースとなっている。
 滋賀県内にも被害者が出たが、ことは国民生活に直結するだけに行政当局や捜査関係者による徹底的な原因究明が急がれる。
 食品大手のマルハニチロの子会社工場で製造したピザなど冷凍食品の一部から農薬が検出された事件だが、全国各地で被害者が出ているため、同社が全国に流通している630万パックを回収することにした。
 極度に発達した文明社会は日々新たにおいしい食品を開発し、しかも家庭で料理する手間を省くことを一義的にするため、圧倒的な加工食品時代を招来した。言わば食料品の工場量産化時代となった。
 忘れっぽい日本人でも数年前の毒ギョウザ事件は覚えているはず。あらゆる客観条件から推論して、この毒ギョウザは中国から輸入されたものと断定した。うやむやのうちにギョウザの危機感は消えていったが、この一事は食品汚染の氷山の一角といえるのではないか。
 今度のマルハニチロの冷凍食品はピザやコロッケなどを食べて吐き出したり、おなかを悪くしたケースが伝えられているが、日本で工場生産化された莫大な食品及び、外国からの加工食品を丁寧に綿密に検査すればどんな恐ろしい結果が発見されるやら、すべては公然の闇の世界である。知らぬは仏ばかりというが、知らぬは消費者ばかりである。
 週刊誌などに健康被害の恐れある汚染食品を暴露した記事が出るが、消費者である国民一般はどれだけ関心を持ち、かつ警戒し、対策を講じているのだろうか。
 無防備もいいところで、不潔な川で養殖したウナギやエビ類もどんどん輸入されている。魚類ばかりではない。野菜や果物類についても灰色食品はわんさと出回る。食料品は原料にしても加工品にしても新鮮さと清潔が問われるが、流通過程の複雑さからいつの間にか、われわれは鈍感に慣らされている。加工食品で一番気になるのは添加物質だが、いまのところ全く野放図といったところで、こと食品行政に関する当局の監視や指導は寛大である。
 ぼくがいつも言うことだが、日本人の生活に必要な「茶」は、わけの分からぬ変質を遂げて、ほとんどの人は本物の茶を知らない。色をみどりに、香をかんばしく、味はソフトに、うまみをつけて、まるで添加物の見本である。
 各種の清涼飲料も添加物では負けていない。添加物のない加工食品は皆無だが、困ったことに添加物の有害性については一定の許容数値が決められており、人間の健康に直ちに影響しない。
 水俣病やイタイイタイ病の毒性すら、長い年月の生活を経て、じわじわと体を壊してゆくのであり、市販の加工食品の添加物で、健康被害がすぐ出る可能性は少ない。
 しかし、毒性である以上、じわじわと何年、何十年のうちに肉体に作用してくる。だからぼくはいう。
 逃げる方法はただ一つ。家庭で生の原料、生の素材を調理すること。原料素材は無農薬、化学肥料抜きの健康野菜、健康魚肉、健康果物を摂ること。このため有用なのは目に見える産地との取引であり、調味料は日本古来の味噌、醤油、酢、海からの塩。【押谷盛利】

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2014年01月07日

松の内と新旧正月随想

 正月は年の始めであるから「めでたい」と昔からさまざまな習慣や伝統が国民生活に根ざしている。
 きょう7日を人日という。7種類の粥を食べて元気を祝う習慣があるが、そんな律儀さが今の若い人にどれだけ通じているだろうか。七種粥の7種類の葉っぱの名前を覚えるのは面倒だが、今はスーパーなどで、それ用に売っているところもある。
 ところで人日の名の由来だが、中国漢代に6日までは獣畜(家畜や狩猟の獣)について占い、7日に人間について占ったので、この日を人日と呼んだ。
 日本では人日というよりも七日正月の方が親しまれている。七種粥を食べて無病息災を祈る。注連飾りを外したり、鏡餅を収う。あるいは門松を撤去する。関東と関西で習慣の違いはあるが、門松を立てておく期間を松の内という。注連の内ともいう。関東では6日までが松の内。関西では15日まで。だから松の内の間は正月気分が続く。
 門松は新年を祝って家の戸口や門前に立てるが、妙なもので、これを飾ると正月気分になる。歳神の降臨する「よりしろ」と言われるが、めでたさを象徴する生花と考えられる。それは昔から松を中心に竹を組み合わせるが、この他にも楢、椿、朴、榊、樒などを用いるところもあり、さまざまである。
 なぜ、門松なのか。昔から松は長寿のシンボルであり、一年中あおあおとして屋敷の中にも植える。松は色を変えず、といい、紅葉することも桜のように葉が散って裸木になることもない。同様に竹も好まれる。
 一休の狂歌「門松は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」は有名だが、実にうまく人間の生きざまを皮肉っている。めでたい正月ではあるが、あの世へ一歩近づくと思えば寂しくもなる。
 正月十五日を小正月と呼んで祝う習慣があるが、言わば正月のけじめであり、これを機会に正月気分を払って、仕事に精を出そうという知恵である。農村では年末の餅が仕舞えたり、カビたりするので、新しく餅をつく。団子をつくったり、かき餅をつくる。
 一月十五日の小正月は女正月、おんな正月といい、女性が祝う。関西では松の内は男の正月で、女性は客のもてなしなどで多忙なばかりで疲れきる。そこで、その労をねぎらうため、女正月の名で、家事や仕事を休み、妻の場合、親元へ遊びに出かけて骨休みする。あるいは晴れ着姿で初詣に出かけたり、仲間と会食したりする。
 正月の最終締めは二十日正月。面白いのは、この日を「骨正月」とも呼ぶ。正月用の魚を食べてしまい、残った骨で正月最後のご馳走を作ったのがこの名の由来。餅の代わりに団子をつくって食べた。
 正月は子供のお祭りともいえるが、時代の変革というか、今の子供は家に籠もりがちで凧揚げやコマ回しはしない。家の中でも少子化の影響で、家族がカルタ、すごろくをすることもなく、子供はパソコンやゲームに励む。
 親が苦労して作ったお節料理も喜ぶふうではなく、餅はいや、豆も、ごまめも、ごんぼもいや。ミルクとパンに菓子、外へ出かければラーメン。
 こんな正月だが、家で遊ぶより、旅行が一番とばかり、外国旅行から国内旅行と、観光正月の花ざかり。女性族は家で「こまねずみ」のように休みなく家事労働に追われるよりは、普段は始末して、正月はお大尽気分で、と、これまた生活習慣の大変革。
 先ずは読者諸賢に幸あれ松の内、そのさきざきの平成26年。【押谷盛利】

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