滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



電子版のこころみ(見聞録)

 朝日、読売、毎日、産経などの全国紙は、新聞離れで購読部数が徐々に減っている。インターネットでの情報発信・収集が当たり前になり、多くの新聞社がホームページで自社ニュースを無料掲載している。全国ニュースならパソコンやスマートフォンがあれば事足りる時代となり、特にデジタル環境で育った若者にはニュースを紙で読む必然性はなくなっているのかもしれない。
 アメリカではインターネットメディアの台頭で新聞の廃刊が相次ぎ、名門週刊誌「ニューズウィーク」が紙媒体を止めてデジタル配信に完全移行するなど、紙媒体には向かい風が吹いている。
 さて、小紙滋賀夕刊でも電子版を模索し、目下、モニターを対象に試験配信している。読者はまだ少ないが、年齢層は10代の若者から70代以上と幅広い。「写真がカラーなのが新鮮」「どこでも手軽に読める」との反応が嬉しい。
 電子版に対し紙媒体に比肩するほどの部数を期待しているわけではなく、零細企業ゆえに配達網を整備しきれず、小紙を届けたくても届けられない地域の読者を第一義に考えて試行した。しかし、日常的に紙媒体を読んでいる読者からの引き合いも多い。モニターは随時、募集しているので、興味のある方は「滋賀夕刊」で検索を。
 他方、インターネットを介することで、「新聞社から読者宅へ」という一方通行から解放され、読者からの感想や意見を紙面に取り入れる双方向の新聞作りにもチャレンジできるのでは、と考えている。
 その試験として、4月から県内の小売店で始まるレジ袋の有料配布について、賛否や意見を問うアンケートをモニターの皆さんに送付した。すぐに返答があり、興味深い回答も出ている。来週早々には記事で紹介できそうだが、こういった形で地域の話題や課題を、読者の意見を交えて紹介するコーナーを設けたい。
 インターネットの普及による紙メディアの衰退は10年以上前から言われているが、小紙は地域のニュース、話題を伝え続けなければならない。それがコミュニティの維持につながる、と信じているから。

2013年03月08日 17:16 |


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