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スパイ天国日本の恥辱

 「日本はスパイ天国であり、国家機密が洩れている」、と、元警視庁公安部長、内閣情報調査室長の大森義夫氏が正論8月号で訴えている。
 6月初旬、在日中国大使館の1等書記官によるスパイ騒ぎがマスコミをにぎわせたが、当の書記官はすたこらさっさと本国へ逃げ帰った。この書記官・季春光は日本の健康食品メーカーなどから顧問料を集めていたから蓄財目的の私的行動を兼ねたスパイといえるかもしれない。
 1979年(S54)、ソ連のスパイ・レフチェンコ少佐が東京で政治亡命したことがある。彼は米国に亡命した後、米国議会でソ連が日本で行っていた工作活動について証言した。
 彼は日本の政治家、民間人、新聞社幹部、外務省や内閣調査室の担当者などを情報協力者として活動した。戦争中のスパイ事件では、大物スパイ・ゾルゲが有名である。近衛文磨首相とそのブレーンの人脈に入り込み、一緒になって日本の国策を論じ、日本が北進せず南進との方針を採択するや、スターリンに注進した。
 スパイは軍事機密だけでなく、工場生産や産業分野にも活躍する。最近では平成19年、大手自動車部品メーカー「デンソー」の中国人エンジニアが13万件もの製品設計データをパソコンにダウンロードして中国に持ち帰ったが、その情報窃盗は何の罪にも問われず、本人は悠々と中国に帰ってしまった。
 7月11日付の大新聞の広告欄に「中央公論」8月号の記事の見出しが出ている。そのなかに「日本ほど盗みやすい国はない—中国書記官事件の背景」。「スパイ天国ニッポン」で、石破茂、佐藤優氏らの対談が注目を引く。
 ぼくが過日書いた「国を売る丹羽中国大使」は読む人に衝撃を与えたが、この問題は国会で民主党内閣の瓦解に発展しかねない国家の危機をはらんでいる。丹羽大使は就任以前に「日本は中国の属国になった方がよい」と作家の深田氏に語っている。そういう体質だから日本の国益よりも中国の顔を立てるのであり、こんな男が外交の先端ともいうべき中国大使になっているのだから、日本の機密が垂れ流しされる不安は常時つきまとうと考えてよい。
 ぼくは、スパイ問題と関連して、日本の教育の反国家的体質を告発したい。
 これは7日付、産経にでているが、韓国人の著した「慰安婦」の本が、文部科学省所管の社団法人「日本図書館協会」によって全国の図書館に推奨する選定図書に指定されているというニュースである。
 慰安婦については、「強制連行を示す資料はない」とする日本政府の見解に対し批判的に書かれており、識者からは公的機関が推奨する本ではないと批判が出ている。
 この本は韓国人の市民活動家の著したもので、彼は毎週水曜日に元慰安婦らとソウルの日本大使館前でデモ行進を続けており、本の内容は、当時の慰安婦について、日本軍の性奴隷制度の被害者とし、拉致、連行といった表現で、国家レベルの強制だった、と断定し、終戦直後、日本軍が罪を隠すため多くの慰安婦を殺害した、と書いている。
 このような「反日図書」を日本の文科省所管の図書館協会が全国に推奨しているのは、一体、何が目的なのか、公然たるスパイ活動ではないかと怒りを覚えるが、こんなことがまかり通っているのが民主党の売国政権である。【押谷盛利】

2012年07月12日 16:01 |


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