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国を売る丹羽中国大使

 「正論」8月号に、評論家で、ジャーナリストの桜井よしこさんが「丹羽さん、国を売るのはおやめなさい。中国が狙っている」の一文を寄せている。
 丹羽さんというのは、丹羽宇一郎在中国日本大使のこと。野田首相がどういうわけで採用したのか、桜井さんや心ある国民が心配しているのは、商社の社会から一転して中国大使に任命された彼の言動が、中国ひいきの日本叩きであるからだ。日本の大使が任地で先方のご機嫌取りに終始し、母国の日本を悪しざまにいうのは大使としての適格性を欠き、桜井さんでなくとも「おやめなさい」と言いたくなり、任命権者の外相や首相はクビにするべきであろう。
 桜井さんの指摘しているのは、「voice」3月号に出ている丹羽大使のインタビュー記事である。その中で丹羽氏は「日中の衝突は身体を張って阻止する」といっている。
 「日本人は中国人の悪い報道ばかりをしていると丹羽氏はいうが、常に『争い』を仕掛けるのは中国であり、日本領土である尖閣諸島を問題化し、理不尽にも奪い取ろうとしているのが中国である。丹羽氏はいったい、どこの国の大使なのでしょうか。尖閣を守る第一歩はまず、丹羽氏を更迭することだ」、と桜井氏は主張する。
 また、英国の新聞社のインタビューを受けた丹羽氏は、石原東京都知事の尖閣購入計画について「実行されれば、日中関係に重大な危機をもたらす」、と述べた。それのみでなく、5月4日訪中した横路孝弘衆院議長と習近平国家副首席との会談に同席したおり、日本国内で石原氏の計画を支持する意見が多数を占めることについて、「日本の国民感情はおかしい」「日本は変わった国なんですよ」と発言している。
 丹羽氏は中国の言い分を代弁して、尖閣は日本国有の領土であるという日本政府の立場と真っ向から衝突する考えを公にしているのだから、日本国の利益を代表していないわけで、大使の職に就いていても中国を相手に商売する人の立場のままということになる。
 桜井さんの記事のなかに、何年か前、作家の深田祐介さんが大使になる前の丹羽さんに聞いた話が出ている。それによると丹羽氏は深田氏に「将来は大中華圏の時代が到来する」「日本は中国の属国として生きていけばいいのです」と語った。仰天した深田さんが「日本は中国の属国にならなくちゃならないんですか」と聞き返すと、「それが日本が幸福かつ安全に生きる道です」と繰り返したという。
 また丹羽氏は日中関係改善のためにODA(政府開発補助)を強化すべきだと主張する。日本が国連の常任理事国になろうとしたとき、アフリカ諸国は一国も日本をサポートしなかった。日本はアフリカにかなりのODAを与えてきたが、中国は日本から得たODAをアフリカやアジアにばら撒き反日の立場を取らせた。軍事大国となった中国が、軍事予算を上回る額の予算をチベットなどの異民族弾圧や同じ漢民族でも中国共産党政権の批判をする人を弾圧するのに使い、アジア・アフリカにODAをばら撒いて反日の国際世論をつくっているのだ。日本がこれ以上のODAを続けるのは異常である、と桜井氏はマスコミや国民の奮起を促しているが、丹羽問題一つが解決できない民主党には国の独立や安全を望むべくもない。【押谷盛利】

2012年07月10日 15:33 |


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