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政局転換を望む世論調査

 政局は小沢新党で揺れているが、国民は小沢はもちろん、民主党そのものも眼中にない。
 民主党は解体して政界再編の道を選べば生き残れるかもしれないが、現状ではそれも不可能である。この党は輿石幹事長が牛耳っているように、労組関係の出身者やそれの応援によって当選している議員、旧社会党や社民党のつながりのある議員、旧さきがけ系、旧自民党系、旧新進党系と様々なグループの混戦部隊であるから、まとまりが悪く、今回のような百家争鳴がお家芸である。
 そんなふうだから政党の背骨ともいうべき党の綱領もできず、将来の政治目標がない。言わば出たとこ勝負のその日暮らし。権力を握って、それにあぐらをかき、公務員や官僚の立場に立ち、外交的には親中国、親北朝鮮。国防上は裸のまんま。教育では、反日教育の教科書に寛大であり、君が代や国旗に対する礼を失するやり方である。
 百家争鳴だから、何か事を決しようにも、なかなか決まらない。こんな政党が政権を持つ限り日本の発展も日本人の幸せも期待する方がどだい無理である。
 読売が27日、28日に実施した世論調査の結果は、今の政局に手厳しいし、とくに民主党と小沢新党には冷ややかである。
 29日付の同紙の報道によれば、野田内閣の支持率はなんと31%、支持しないが59%。
 いま、どの政党を支持しますかの問いで、多い方から順番にあげれば、民主党18%、自民党17%、公明党4%、みんなの党3%、共産党2%、社民党1%、他の幾つかの党は0%、支持政党なしが実に52%。
 今回の消費税引き上げ法案の可決を評価するが45%、評価しないが48%。
 小沢元代表らが結成を視野に入れている新党に期待するは16%、期待しないは79%。
 今後どのような政権ができるのが望ましいか。民主党中心の政権5%、自民党中心の政権10%、民主党と自民党の大連立政権22%、政界再編成による新しい枠組みの政権51%。
 次の衆議院選挙の比例代表選挙では、どの政党に投票しようと思いますか。自民党20%、民主党13%、みんなの党5%、公明党4%、共産党3%、社民党1%、他の小政党0%、決めていない38%、答えない15%。
 橋下大阪市長が代表を務める大阪維新の会の国政進出を期待するが56%、期待しないが36%。東京都の石原新党に期待するが45%、期待しないが44%。
 以上で判る通り、国民の眼は、とっくに民主党を離れており、本来はその揺り戻しで自民党への期待が高まるはずだが、これもパッとしない。国民は、それらよりも第3極の進出を期待する。
 この世論は他の新聞社の調査ともほぼ似ており、国民がいま何を思っているか、興味を呼ぶが、この際大事なのは、人気投票のようなものはすでに結論が出ており、「閉塞感打破」「新風を吹き込め」「画期的な政権樹立」へ国民の眼が政策に注がねばならぬことで、文字通り平成維新を国民が勝ち取らねばならないことである。皮肉にも小沢騒動は国民の政治意識の向上と勉強に一役買ったといえるのではないか。【押谷盛利】

2012年06月30日 16:07 |


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