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日本のリーダー橋下徹論

 産経新聞社とフジネットワークがこのほど実施した世論調査によると、日本のリーダーとして最もふさわしい人は今の国会議員の中には一人もいないことになる。
 国民の政治不信がいかに深刻であるかをあらためて知らされた。この世論調査は政党の支持率、野田政権の支持率、消費税その他各般に分かれているが、ここでは日本のリーダーについて考えたい。
 設問では与野党のなかの実力者や国会議員ではないが影響力のある大物政治家の名前をあげて、だれがリーダーとして最もふさわしいと思うかを問うている。以下名前の上げられた政治家(数字は%)。
 枝野幸男4・9、岡田克也8・3、小沢一郎4・4、菅直人0・3、仙石由人0・5、野田佳彦3・6、鳩山由紀夫0・2、前原誠司6・2、安倍晋三4・2、石原伸晃3・1、石破茂5・8、谷垣禎一1・0、渡辺喜美3・2、舛添要一1・9、石原慎太郎9・6、橋下徹21・4、このなかにいない18・5。
 現職総理の3・6%もみじめな姿だが、野党第1党の自民党総裁が1・0%とは恥を天下にさらしたようなものだ。東京都の石原慎太郎知事がナンバー2の9・6%は、老齢ながらも日本人のあこがれの側面を見せて頼もしい。
 この調査で彗星の如く輝いたのは橋下徹大阪市長の21・4%である。他を寄せつけず、圧倒的な信頼と期待で最もふさわしいリーダーに名指しされている。
 国の政治が行き詰まり、舵取り役が無能の場合は国家の危機であり、国民の不幸である。そうした国家国民の危機に際しては古今の世界史が語るように「英雄待望論」が出る。左右の独裁政権や市民革命が起きて、ときには果てしない国内争乱にもなる。
 リーダーが国家、国民のために命を投げ出すほどの誠実さと愛国心を持ち、秀れた感性で力強く号令し政策を進めなければ、政局は烏合の衆で、議論ばかりしながら、利権集団に陥る危険性がある。橋下氏に大阪市長を委ねた大阪市民は、同氏が大阪府知事としての一期におけるさまざまな改革とスピーディーな行動力を評価したからである。
 橋下氏のいう大阪都構想こそ二重行政の弊を打破するもので、上下水道、医療、地下鉄、教育、福祉各般における能率化と低コストにつながる。それはそのまま行政経費を減らしながら住民の減税や産業界の振興を展望してゆく。
 東京と比肩する大阪都が国際的に日本を代表する位置を占めれば、それは全関西と中国、四国方面を含む関西連合の地盤隆起に作用するであろうし、英知を集めての新鮮な改革が国家の繁栄を呼び起こす因子ともなるだろう。
 橋下氏の改革は行政職員の定数減や給与削減に止まらず、地方公務員の規律そのものの見直しにまで及んでいる。例えば議場や目のつくところに国旗を掲揚し、これに敬礼すること、卒業式などの儀式における君が代斉唱と起立などの条例化は、国民の国家に忠実なる原点に関わるもので、中央、地方を通じ、組合に魂を抜かれているこれまでの癒着を断つ心意気が全国から期待されていることを知らねばならぬ。
 大阪から日本を変える。その第一歩は次の総選挙における維新の会の国会進出であろう。国民の待望する英雄、新リーダーに輝きあれ。【押谷盛利】

2012年01月25日 15:44 |


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