詐欺あれこれ(見聞録)
「風邪をひいた。おかゆの作り方を教えて欲しい」—そんな電話が息子からかかってきたら。心配して話を聞くと、女性問題を相談され、最終的に現金を振り込ませようとする詐欺の手口だ。
先週、長浜や米原にこの手の不審電話が相次いだ。今のところ現金を振り込んだという被害は報告されていないが、「オレオレ詐欺」に始まった「振り込め詐欺」は日々進化し、あの手この手で金儲けをたくらんでいる。
最近、詐欺的手口で話題になったのが、インターネットの口コミサイト「食べログ」。飲食店を訪れた客が料理の味や店の雰囲気を評価してそれぞれの店に点数を付けるシステムで、「ログ」は通信用語で「記録」との意味を持つ。
このシステムで金儲けを企んだ悪徳業者が飲食店に話を持ちかけ、金をもらって嘘の「良い評価」を書き込んでいた。善意の口コミを台無しにするデマの宣伝だが、この手のウソはネット上にたくさん出回っている。
東日本大震災の被災地復興に乗じた詐欺も相次いでいる。先日は被災地に中古車を販売すると偽って資金を集めた東京の中古車販売会社の経営者らが逮捕されたが、放射線を分解する水を販売したり、被災者と偽って公営住宅へ入居したり、義援金や寄付金を金儲けに利用したりと、全国で不届き者が報告されている。
詐欺といえば、今の民主党政権もその誹りを免れない。政権交代を果たした2009年の総選挙の公約「マニフェスト」はどうだったのか。予算の組み替え、無駄の削減で17兆円の財源を捻出し、子ども手当の支給、公立高校無償化、ガソリン暫定税率の廃止、高速道路無料化などを訴えた。
現実はどうか。十分な財源が捻出できないまま、バラマキ政策を続け、そのあげくに消費税増税を既定路線に乗せようとしている。「国民の生活が第一」の掛け声は偽りか。
総理大臣は民主党政権になってから、はや3人目。前自民党政権のコロコロ変わる首相を批判しておいてである。さらに先週には内閣改造を行うなど、地に足を着けた政治を行っているとは言いがたい。
詐欺の誹り、汚名を返上するためにも、国民の期待にかなう政治を望みたい。それは野党にも言えることではあるが。
2012年01月17日 14:56 | パーマリンク
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