鳩山内閣不信、極点に
鳩山内閣の支持率は一番新しい世論調査で20・7%という危機水域に達した。
これは共同通信社が28、29日に実施した緊急電話世論調査の結果である。同社の世論調査は1月中ごろ以来下がり続けており、不支持率は64・4%を示した。
鳩山内閣の不人気は、そのまま与党の民主党の不人気につながる。さらに分析すれば、内閣の要の鳩山首相と党の要の小沢幹事長の不人気に集約される。
まるで申し合わせたかのように2人は国民を愚弄し、結果、国民の反発を食らい、政治不信を限りなく高めている。こんな首相、こんな幹事長が性懲りもなく存在し続けることは国民の不幸であるばかりでなく、国家の威厳に関わってくる。
政治の大事な側面の一つは国防と外交であるが、国民から信用されず、いつ倒れるか分からない内閣に他国が安心し、信頼して外交交渉をするであろうか。
分かりやすい例で言えば破産の公算の強い企業に銀行が安心して金を貸すであろうか、である。
鳩山首相について言えば、さきの国会で、当時の自民党の与謝野氏が「脱税王」と批判したことで、すべてが明瞭である。
首相は秘書のしたこと、知らなかった、と逃げ口上を続けているが、その秘書は逮捕され起訴され有罪とされた。もし、この事件が明るみに出なかったなら、後に鳩山氏が納めた贈与税はまぬがれたことになる。明らかな脱税行為であり、確信犯である。
税収が少ない、国家財政の危機、と叫ばれている今日、国民の頂点に立つ政治指導者が国会で脱税王の名で糾明されつつ、いまなお、ポストにしがみついている国は民主主義国家の姿ではない。
鳩山内閣を支え、事実上コントロールしているのは民主党の小沢幹事長であるが、彼は政治を利用して金もうけをしている。国の政党交付金を悪用して、不動産投資をするなど、不動産屋になり下がった、との悪評は国民のすみずみにまで知れ渡っている。しかし、彼は蛙の顔に小便の面で、党内からの批判に対しては選挙やポストでにらみをきかせ、党内の雰囲気を「ものいえばくちびる寒し」の独裁的なものにしている。
今回の世論調査の支持率低下は、国民の率直な意見であるが、それが、どんな形で地方で爆発しているのか、次回に検証してみよう。【押谷盛利】
2010年04月30日 15:39 | パーマリンク
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