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たくましい婚活女性(見聞録)

 料理教室に通って自分を磨き、お見合いやパーティーで将来のパートナーを探す活動などを「婚活」と呼ぶ。
 「就職活動」を「就活」と略すのに倣い、登場した造語だ。良い企業に就職するためには就職活動が必要なように、良い結婚相手を探すには結婚活動が必要との考え。
 この言葉、今ではすっかり市民権を得たようで、インターネットで「婚活」と検索すれば、1億0400件もの結果がヒットする。
 最近は、結婚相談ビジネスが花を咲かせ、新聞やインターネットは、その手の広告で溢れている。
◇先日、「婚活」真っ盛りの30代女性から近況報告を聞いた。
 この女性、長年、男性よりも仕事を優先し、恋愛経験は豊富なのだが、結婚しないまま、ずるずると独身生活を続けている。
 ようやく「賞味期限が切れる」と焦りを見せ、会社の同僚や取引先の紹介、お見合いで複数の男性と知り合い、「天秤」にかけていた。
 最近まで3人の男性と同時並行的にデートを重ね、最終的に、お見合いで知り合った年上の男性を「本命」として、付き合った。
 複数の男性と同時に付き合い、厳しく品定めするその姿勢は、ビジネスの延長上とも思え、その冷めた感覚とバイタリティに感心する。
 しかし、その本命の男性の仕事が忙しくてなかなか会えず、この3連休の温泉旅行計画も、突然の仕事でキャンセル。激務の体を気遣うメールを送っても、返信がなく、「うまくいきそうにない」とため息。
 複数の出会いがありながら、結婚できない原因について、彼女自身は男性の積極性の無さを指摘する。
 デートを重ねても、男性側から結婚しようとの熱意が感じられないと言い、「強く押してくれたら結婚していたのに」と過去の男性を振り返っていた。
◇恋愛や結婚に無関心な男性を「草食系」などと表現するように、男性側の消極姿勢に問題なしとは言えないが、女性の社会進出に伴う経済的自立が、相対的に男性の自信を失わせている感がある。
 そういう彼女も「実は、いい年下の男の子がいるのよね」と、早くも新たな獲物を見つけた様子。
 1人の男性に容れ込まず、結婚に関心が無いと見るや、次を探す逞しさ。その強さが独身男性にも求められているのかもしれない。

2010年03月23日 15:14 |


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