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市長選あれこれ(見聞録)

 新しい長浜市のかじ取り役を決める長浜市長選挙はいよいよ7日に告示される。
 立候補を表明しているのは現職の川島信也氏と、前衆院議員の藤井勇治氏。
 川島氏は元自民党員で、息子で県議の隆二氏は自民党長浜支部連絡協議会の会長。一方、藤井氏は自民党の衆院議員として4年間活躍し、市長選立候補にあたって離党したばかり。
 選挙は、保守同士の一騎打ちとなるわけだ。
 政権与党の民主党が独自候補の擁立に失敗したことは、地域における同党の脆弱さを露呈しただけでなく、「非保守」の受け皿を用意できなかったという意味で、長浜市民の選択肢を減らした。
◇さて、保守一騎打ちの選挙戦で、頭を悩ませているのが保守支持層。
 これまで、市長選では川島氏、県議選では隆二氏、衆院選では藤井氏と、3人を分け隔てなく応援してきた保守層も少なくない。
 しかし、今回の市長選では「あちらを立てれば、こちらが立たず」という具合だ。
 「寝る」―。積極的に候補応援に動かないことを指す隠語だが、両氏にお世話になったことのある支持者からは「今回は寝る」との声も漏れている。
◇日々の取材先で「選挙情勢はどうですか」と聞かれることが増えてきた。
 川島氏はこの長浜の地で幾度も選挙に挑戦し、熱烈な支持者を持つ。三つ巴だった2006年の市長選では1万5000票余りを獲得。また、1市6町合併の協議を通して旧6町内で人脈を築き、隆二氏の持つ若い世代の支持も強みだろう。
 藤井氏は2005年の郵政選挙で初当選して以来、湖北、湖東地域をくまなく歩いており、知名度は高い。昨夏の総選挙では「政権交代」の逆風の中、1市6町での得票数は約3万票にのぼる。その強みをどう生かすか。
◇各種選挙を取材する限り、最近の有権者の気持ちは移ろいやすい。自民圧勝の05年総選挙、政権交代の09年総選挙が良い例だ。
 移ろいやすいその有権者をどのように振り向かせるのか。田舎型選挙では、人脈や知名度がモノを言うのだろうが、両氏には出来る限り政策やビジョンを語って、有権者への判断材料を増やして欲しいと願う。

2010年02月02日 15:13 |


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