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文化財防火を考える(見聞録)

きょう1月26日は「文化財防火デー」。
 昭和24年の同日、現存する世界最古の木造建造物だった法隆寺の金堂が炎上し、壁画が焼損したのを契機としている。
 この火災で、文化財保護の世論が高まり、翌25年に文化財保護法が制定された。29年には法隆寺金堂の修理事業が竣工し、それに伴って啓発事業が行われるようになった。そして、昭和30年、当時の文化財保護委員会(現在の文化庁)と国家消防本部(現在の消防庁)がこの日を「文化財防火デー」と定めた。
 毎年、この日を前後して全国で文化財防火運動が行われ、湖北地域でも、先週末の23、24日、4カ所の社寺で訓練があった。
◇総持寺(宮司町)や飯開神社(湖北町延勝寺)の訓練は2面で紹介した通りで、地元消防団などが日ごろの訓練の成果を確認した。
 総持寺の訓練で、長浜消防署の鍔田鉄雄署長は、社寺火災の大半が放火や焚き火によるものだとし、▽不審者が出入りしにくいように境内を明るくし、燃えるものを置かない▽焚き火する場合はあらかじめ消火の準備を―と、注意を促した。
 また、同寺の高橋祐純住職は「滋賀は奈良、京都に次いで、多くの文化財がある。湖北はそれぞれの社寺が貴重な文化財を守り、その文化財は地域の人のおかげで今まで残ってきた。将来、私達の子孫に受け継がなければならない」と呼びかけた。
 数々の文化財が今に残るのは、我々の先祖が大切に守ってきたから。それを次代にバトンタッチするのが我々の使命だろう。
 文化財防火デーを機に、今一度、身の回りを確認し、防火の意識を高めたい。

2010年01月26日 15:11 |


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