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小沢疑惑と民主党批判

 民主党は未知の魅力と生る実の大きさと、おいしさを期待されて国民の圧倒的支持を受けたが、政権100日で、その魅力と期待が早くも色あせてきた。
 小沢疑惑を通じて鳩山内閣と民主党への支持率は減速を早めているが、そうかといって自民党への待望論は出てこない。
 自民党政権にはこりごりだ、という国民の先入観はそう簡単には消えない。しかし、目下の民主党には愛想が尽きる。そう考えている国民が多いのではないか。ここは一番、日本の前途と国民の心を察知した救国新党を中心にした政界の再編成を推進すべきであろう。
 小沢一郎民主党幹事長はカネの生る木の育て方がうまいのか、網ですくう集金力の天才なのか、ともかくおカネと力に長年の政治的キャリアを生かせて与党の最高峰の地位を占め、事実上、日本の政治を支配している。
 その、日本一の政治的実力者に政治資金をめぐる疑惑の目が注がれ、元秘書や現職秘書のほか、子飼いの国会議員までが逮捕された。
 これだけでも実にゆゆしき一大事で、政治に信と正義を求めるならば小沢氏は役職の辞任、さらには議員を辞職すべきであろう。
 事件は検察の調べを経て、裁判に付されるが、問題がこれだけ発展し、連日のように報道が詳細化しつつあるのは、時の権力者を焦点にした政治の近代化と明朗化を願うからである。
 小沢氏側は検察権力の暴走といった批判をする前に、かく、事件が明るみに出た経過を反省し、問題そのものが小沢氏自身の不徳によるものであることを認識する必要がある。
 民主党は党内の自浄作用が機能しないばかりか、検察を牽制する党内調査委を立ち上げたが、これは公明、公正な検察、裁判に対する政治権力の乱用である。むしろ、国民に対する背信行為である。
 国民は小沢疑惑に関する小沢氏の説明責任を疑問視している。不明な部分や不可解な部分は本人が検察当局の要請に応じて答えるのが通常で、われわれ国民一般が重要な参考人聴取、あるいは本人自らの疑惑に関して、出頭要請を受けた場合、これを拒否すれば、たちまち身柄を拘束されるではないか。与党の幹事長なるがゆえに聴取を拒むことが許されるのか。
 小沢氏は全面対決を後退させて、聴取に協力するという態度に出ているが、この間の鳩山総理の援護発言といい、民主党権力の独裁政治の危険を国民は感じているのではないか。【押谷盛利】

2010年01月20日 14:31 |


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