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有り余る元気を大志に(見聞録)

 10日、長浜ロイヤルホテルで開かれた長浜市の成人式。
 男性はダークカラーのスーツ、女性は艶やかな振り袖。男女ともに「茶髪」が主流で、黒髪が少数派なのが、世代の変化を感じさせる。
 式典そっちのけで、何年ぶりかに再会した旧友とのおしゃべりに盛り上がり、携帯電話で写真を撮り合う光景は恒例だが、それにしても今年の新成人は落ち着きがなかった。
 他県では新成人が逮捕されるなど「荒れた成人式」がニュースで伝えられ、この時期の風物詩ともなっている。
 過去の長浜市の成人式を取材している限り、式典中はおおむね静かにしていたが、今年は騒がしくて市長や議長、新成人代表のあいさつが聞き取りにくかった。
 また、会場内でたばこを吸ったり、奇声を発したり、あげくに壇上にのぼったりと、一部の新成人は、見ていて恥ずかしくなるほど、大はしゃぎ。
 たった30分間の式典でさえ、静かにしていられない様子に、「学級崩壊」の文字がふと浮かんだ。
 あいさつに立った青木甚浩議長が「例年になく元気のいい人が成人になりましたね」と皮肉を込めたが、真に受けている新成人がいないことを願う。
◇新成人代表のあいさつでは、クラーク博士の「少年よ大志をいだけ、それは金銭や自分欲のためでなく、また人が言う名声という、空しいもののためであってはならない。人として持っていなければならないものを成し遂げるためにこそ、大志を持て」との言葉を紹介し、学ぶこと、人間性を鍛えることの大切さを訴えた。
 景気低迷で就職氷河期が続く厳しい時代だが、新成人の皆さんには有り余る元気を大志に注ぎ込んでもらいたい。

2010年01月12日 14:42 |


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