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未来をつくる新成人(見聞録)

 11日は、今年度に成人を迎えた若者が新たな門出を胸に誓う「成人の日」。長浜市内では前日の10日に成人式を執り行い、約1500人が大人の仲間入りする。
 成人を祝う儀礼の歴史は古く、男子には「元服」や「褌祝い」、女子には「裳着」「結髪」などがあったが、近年のような成人式は、終戦間もない1946年、埼玉県蕨町(現・蕨市)において実施された「青年祭」がルーツ。
 敗戦後、次代を担う若者に明るい希望を持たせて励まそうと、当時の蕨町青年団長が青年祭の開催を呼びかけたものだった。
 同町の青年祭に影響を受けた国は、1948年に公布された祝日法で「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」として、1月15日を「成人の日」に制定。それ以降、ほとんどの自治体がこの日に成人式を行うようになった。
 現在は祝日法改正により、1月の第2月曜日が成人の日となっている。
◇成人式は、当初こそ20歳を迎える若者を祝福、激励する催しだったが、近年は会場に入らなかったり、式典中の私語や携帯電話の使用などマナーの悪さがクローズアップされた。
 このため主催者の自治体は首長や来賓の挨拶などの式典を短縮し、新成人の有志に催しを企画してもらう同窓会的な雰囲気を強めている。
◇滋賀夕刊は、きょう7日付の2・3面で「成人式特集」を組み、市内の新成人15人に、決意や抱負、両親への感謝の言葉を投稿してもらった。
 この皆さんは、成人式の式典後に開かれる「新成人を祝うつどい」の実行委員会のメンバー。
 それぞれが、20歳の門出を迎えるにあたって、家族や地域への感謝の気持ちと、恩返しの決意を綴り、大人としての自覚や責任を胸に抱いていることがうかがえ、長浜の未来をつくる若者が頼もしく思える。
◇敗戦の焼け野原から資源のないこの国を経済大国に成長させたのは、勉学に励み、額に汗して働き、じっと忍耐と努力を重ねてきた先人達だ。
 その恩恵を享受している今の若者たちは、先人に恥じない努力が求められている。輝かしい未来をつくるのは若者だ。その思いを胸に、新たな歩みを進めて欲しい。

2010年01月07日 15:31 |


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