1年を振り返り(見聞録)
滋賀夕刊はきょう26日で今年の発刊を終え、正月特大号の準備に専念する。
今年最後の「見聞録」にあたり、この1年のニュースを振り返りたい。
◇年明けは、前年から難航が続いていた湖北1市6町合併協議が再開。長浜市議会は議長の交代、議員の出席停止処分など、すったもんだした挙句、3月17日に関連議案を可決し、1市6町の合併が成立した。
あと6日で新しい長浜が誕生するが、その舵取り役を決める市長選挙(来年2月14日)には現職の川島信也氏と前衆院議員の藤井勇治氏が立候補を表明しており、一騎打ちとなる見込みだ。
◇リーマンショックに始まる景気低迷で、年明けからヤンマー、長浜キヤノン、日本電気硝子など湖北地域の製造業現場でも「派遣切り」が相次いだ。ブラジル人ら南米系の労働者も次々と帰国し、あちこちのアパートで空室が目立っている。
不景気に伴う法人税の減少は、地方の財政を直撃。滋賀県の2009年度予算は県税収入が2割、408億円も落ち込み、危機的状況に。
自民党麻生政権は景気対策を名目に、休日の高速道路料金を1000円としたり、定額給付金をばら撒くなど、税金の無駄遣いを加速させた。
夏の衆院選挙では、自民に愛想を尽かした有権者が民主を支持し、政権交代が実現。しかし、民主党鳩山政権は、歳入の半分を借金で賄う予算編成、反米親中の外交姿勢などが疑問視され、その雲行きは決して明るくない。
滋賀でも4選挙区で民主候補が圧勝し、求心力を失った滋賀県議会の自民会派は分裂した。
また、新型インフルエンザが流行し、湖北地域でも学級閉鎖が相次いだ。幸い「弱毒性」のため大混乱には陥らなかったが、もし「強毒性」だったら…。
長浜市内の女性が米原市内の汚泥タンクから遺体で見つかり、交際していた男が逮捕、起訴された。公判は新年に持ち越され、その真相解明が待たれる。
◇明るいニュースとして記憶に残ったのは、部分日食。世紀の天体ショーが湖北地域でも観測できたことに、心を躍らせた。
米原市出身の北村友一騎手が中学生の頃からの夢を叶え、国内競馬の最高峰「ダービー」に出場するなど、大舞台で活躍したのもハッピーなニュースだった。
2011年のNHK大河ドラマに浅井三姉妹の「江」が取り上げられることが決まり、新しい長浜市の一体感の醸成、そしてPRの機会となれば、と期待する。
そして、滋賀夕刊が読者とスポンサーに支えられ、この湖北で創刊50年を迎えることができた。
◇新年は、1市6町の住民がそれぞれ手を携えて新しい「長浜づくり」に取り組むことになる。その一助となれるよう、小紙もこれまで以上に地域の話題を伝えてゆきたい。
2009年12月26日 15:32 | パーマリンク
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