滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



鳩山邦夫前大臣の演説

 28日、大津プリンスで開かれた自民党県連の政経パーティーは、おりからの解散風吹くなかで時の人、鳩山邦夫前総務相来演というので会場は2000人に達する大盛況だった。
 どちからというと、このところ影が薄くなりつつある麻生人気を終盤でひっくり返す勢いが鳩山氏にみられた。
 鳩山氏も全国を回っていて、県民の心が奈辺にあるかを先刻承知とばかり、兄・由紀夫民主党代表との違いをユーモラスに説きながら、民主党では日本の危機は救えないと強調した。
 鳩山氏は麻生首相の盟友であり、麻生応援団の会長として、その総裁選を取り仕切ったが、今回は郵政かんぽの問題で、西川社長の退陣を迫り、土壇場で逆に自分が首を切られた。
 鳩山氏がその胸中をどんなふうに説明するのか、聴衆はかたずを飲んだが、辞任当初の正義を振りかざす気負いは感じられなく、ただ、辞任に至る経過と、いまの自民党ではダメであることを訴え、自分が自民党を変える政治勢力の中心として活躍することを宣言するような演説をした。
 かんぽの宿という国民共有の財産を二束三文で売却しようとした西川社長の責任を追及した理が通らず「詫び状」で留任を認めるようにという総理の要請を一蹴した結果、辞任を迫られたと当時のいきさつを公開し、「私は郵政民営化に賛成したし、いまもその心境に変わりなく、問題は経営方針が国民の側に目を向けているかどうかにある」と庶民感覚重視の政治スタンスを明らかにし、会場を感銘させた。
◇さらに兄の由紀夫氏に言及し、本来相容れざる金権体質の小沢一郎を立てて、がまんしながら民主党の代表となったが、故人から政治献金を受けている疑惑の中に民主党の危機を感じるし、日の丸や君が代の国歌を否定する民主党に日本の将来を任すわけにはゆかぬ。兄はしたたかであるが、弟は情けである。私は民主党を作った一人であり、だれよりも民主党を知っている、と自信をこめて自民党の再生と改革を訴え大きなどよめきの中にその存在感をアピールした。
 国会議員の挨拶の中では第2選挙区の藤井勇治代議士がNHK大河ドラマで再来年に決定した「戦国・浅井三姉妹」に触れ、戦国時代を生き抜いた浅井長政の3人の娘のしたたかな歴史を生かし、湖北湖東の発展を、と呼びかけたのが印象的だった。【押谷盛利】

2009年06月29日 15:49 |


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.shigayukan.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/3131

過去の時評


しが彦根新聞
 
長浜市
長浜市議会
長浜観光協会