梅雨は気まぐれ?(見聞録)
梅雨入りしたのに、本格的な雨が降らない。湖北地域の梅雨はいつまでもシトシトと降り続くというイメージを持っているが、昨日、今日は夏を思わせる日差しで、梅雨を通り越して夏本番がスタートするのかと錯覚さえ起こしそう。
主婦は布団や洗濯物を天日に干せるので大歓迎。部屋干しで室内が臭くなる心配もない。
◇一方、空梅雨で頭を悩ませているのは、水不足の歴史を持つ四国地方。
高知県の早明浦ダムでは4月以降、降雨が少なく、現在の貯水率は30%程度で、平年の85%を大きく下回っている。今月に入ってから香川、徳島への用水供給を削減し、徐々に取水制限を強化している。今後も少雨が続けば、来月上旬にはダムの利水容量を使い切るというから深刻だ。
隣りの愛媛県内では、雨不足で地下水の水位が下がり、一時、夜間断水に踏み切った自治体もある。
現在、日本の南東で台風が発生しており、西日本にやってくる可能性があるというが、やっかい者の台風も、四国の水がめを潤すとなれば大歓迎だろう。
◇インドでは、この時期から9月までモンスーン(雨期)が到来し、酷暑の同国に恵みの雨をもたらすが、どうやらあちらも、モンスーンが来ず、農家が慌てているようだ。
同国政府は24日、降水量が例年を下回るとの見通しを発表した。日本のように農業インフラが整っていないから、農作物が影響を受けるのは必至で、それがそのまま物価高騰に直撃するようだ。
産経新聞では、連日、インド各地で行われている農家による雨乞いの様子を写真入りで紹介している。寺院の前で上半身裸の男性4人が楕円形の風呂桶(?)に入り、何やら儀式を執り行っている。
日本でも農村部に雨乞いの神事が残るが、現代では定期的な行事となり、空梅雨だからといってわざわざ行わない。
◇空梅雨は地球温暖化という人為的現象が引き起こすのか、それとも自然界の気まぐれか。
後者であれば、「神頼み」の風習も報われようが、前者であれば、科学的分析に基づく、生活スタイルの見直しが迫られるだろう。
2009年06月25日 15:11 | パーマリンク
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