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カネで少子化対策?(見聞録)


 昨晩、放送された政治バラエティ番組「TVタックル」。少子化問題をテーマに政治家や評論家が議論を交わした。
 番組内では、少子化の原因について、経済的理由、国・企業の支援不足、将来への漠然とした不安、非婚・晩婚化などが挙げられた。
 出産を理由に解雇する「育休切り」、児童扶養手当の減額、母子世帯手当の廃止なども取り上げられ、政府や企業が妊婦に冷たいとの印象を受けた。
◇女性論者が求めるのは、出産や子育て支援の充実。経済的困窮で子育てに困っている家庭への支援、産休や育児休暇を取り易い環境づくりだった。
 フランスのように結婚しなくても子どもを自由に産める制度を求める意見も出たが、これは脈々と続いてきた家族制度を否定するもので、極論だろう。
◇番組内に漂うムードは、政府や企業が支援すれば、女性が安心して子どもを産め、少子化が解消されるというものだった。
 確かに、日本の子育て費用は高いと指摘される。国民生活白書によると子ども1人に対し、基本的に1300万円の養育費がかかり、さらに高校、大学への進学費を含めると最低2100万円にのぼるという。
 しかし、経済的支援があれば、少子化が解消されるという理論は正しいのか。
 ひと昔前、まだ一人っ子が珍しい時代、出産、子育ては夫婦にとって何よりの喜びであった、と小生は推測する。
 しかし、現代では、社会より個人、家族より個人の都合が優先されがちではないか。
 誤解を恐れずに書けば、「子どもは1人で十分。2人目、3人目の出産、育児でカネを使うくらいなら、家や車、趣味に使おう」との考えが広がっている気がしてならない。
 政治評論家の三宅久之氏が、男女が好き合って結婚すれば、おのずと子どもができると、カネの問題ではないと指摘したのが、まっとうに思えた。
◇経済的に困窮している家庭への支援は欠かせないが、少子化問題は自治体や企業だけでは解決できないだろう。
 今一度、結婚、出産、育児の楽しさ、喜びを再認識する必要があるのではないか。
 もし、今の家庭が子ども達の笑い声の絶えない温かなものだったら、そこで育つ子ども達は、大人になったらきっと子どものいる家庭を築きたいはず。
 少子化問題の解決策。それは、家庭にありはしないか。

2009年06月09日 14:57 |


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