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ついに滋賀へも(見聞録)

 新型インフルエンザの感染者が20日、大津市内で発生し、県内の全県立高校と、湖南6市の小中学校が26日まで全面休校となった。大学のほか、図書館などの県立施設も休業となり、保育所も閉鎖された。
 滋賀は、兵庫、大阪と電車1本で繋がっているため、感染者の発生は時間の問題とみられていた。
◇昨日、所用のため草津市に電車で出かけたが、乗客の半数以上がマスク姿だった。湖北地域ではマスク姿はまだ少数派だが、人口の多い湖南地域は危機感が強いようだ。
 企業からの指示なのだろうか、スーツ姿の乗客にマスク姿が多く、逆に高校生や大学生とみられる若者の着用率はそう高くなかった。
 草津の知人は「車内でマスクをしていない人の隣には絶対座らない」と話してくれたが、マスクは新型インフルエンザへの対策というよりも、エチケットやマナーという側面が強いように感じた。
◇さて、県の思い切った休校措置に困惑しているのが、小学生や幼い子どもを持つ家庭。保育所も学校も休みでは、共働きの場合、子どもをみてもらう場所がない。
 県は事業所に、育児や介護のために休まざるを得ない従業員に休暇を与えるなどの「特段の配慮」をお願いしているが、そう簡単に休みを取れないのが実情。知人も小学生の子どもをどうしようかと、悩んでいた。
◇今回の新型インフルエンザは「弱毒性」で、症状は季節性インフルエンザと大差はない。国内では250人を超える感染が確認されたが、死者は出ていない。このため、都内で初めて感染者が確認された東京では学校や保育園の休校・休園、集会の自粛などは行わなかった。
 そういった状況下での県の措置に、大げさ過ぎるのでは、との批判もある。だが、学校現場で感染が拡大することを考えれば、止むを得ない判断だし、いつか訪れるであろう強毒性のウイルス感染への予行演習と受け止めれば、納得できそうか。

2009年05月21日 15:16 |


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