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新型インフルと日本人

 メキシコ発の豚インフルに世界が戦々恐々である。豚の名誉を尊重したのか、いつの間にやら「新型インフル」と呼ぶようになった。
 牛でひどいめにあったり、鶏インフルに肝を潰したり、今度は豚。そのうち猫、犬とおかしな菌が人間を襲うかもしれない。
 百年前、世界を恐怖のどん底に追いやったペストは鼠が原因で、人間は鼠の血を吸ったノミから伝染した。
 医学は疱瘡を追放したし、結核も死病でなくなり、性病もペニシリンで退治した。
 不治の病といわれた癌も放射線や抗ガン剤、手術で治したり、寿命を引き延ばしたり、有りがたい恩恵に浴している。
◇限りなく前進する医学だが、人間を襲う病菌もさるもの、手を替え、品を変えクスリを上回る強さで生き残る。またエイズのような新しい敵もあらわれる。
 医学の歴史は病菌との戦の歴史かもしれないが、敵が存在する限り、ゆめゆめ油断はならない。
 逆に病菌の側からいえば、人間をはじめ生物が存在する以上、これを餌にしてはびころうとする生殖本能をやめることをしない。
 どちらが勝つか負けるかはともかく、やられたら損だからやられないようにしなくてはならぬ。
◇犬や猫は道路や草むらに捨てられている汚いものや腐ったものでも平気で食う。
 彼らの胃袋や腸は人間さまとは格が違う。さまざまな菌に出会っているし、栄養がどうの、こうのと騒ぐことはなく、彼らなりの天寿を全うしている。
◇新型インフルにやられているのは中・高校生に多いようだが、これは学校という多数のものがふれあう環境の影響が一つ。いま一つは病原菌に対する抵抗力がないからだろう。
 感染するわけだから人混みの中へ入らぬことは一つの予防対策といえる。マスクやウガイも大事だし、注意されていることは守らねばならない。いつもいうぼくの持論だが、やられない体を普段から心がけることである。
 それをなんぼいっても、ぜいたくで、ずぼらな日本人は実行しないが、生活のあり方も、食事の仕方ももっと素直に、自然に従わないといけない。
 いずれ紹介するが、死期を迎えたガン患者でも正しい食生活と医療に従えば治療することが証明されており、お互い、めんめん、痛いめをしたり、苦いクスリを飲んで、高いカネを使う愚を悟って、健康な体をつくってもらいたい。【押谷盛利】

2009年05月20日 15:05 |


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