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辞任のタイミングと理由(見聞録)

 民主党・小沢党首の辞任表明は唐突だった。西松建設の巨額献金事件で公設秘書が逮捕されてから2カ月余り。世論の批判、党内の解任論がくすぶり続けた上での表明は、遅きに失したとも受け取れるが、政権奪取への強固な信念の表れと前向きに捉えたい。
 有権者が民主党に求めているのは、「政治とカネ」の醜聞に明け暮れる自民党政治からの決別だ。醜聞が出た以上、潔く辞任するのが、小沢党首に求められていた。
 「自らの身を引くことで民主党の団結を強め、挙党一致をより強固にしたい」と語った小沢氏。西松建設事件について「一点のやましいところもない」と強調したが、民主党には新しい党首の下で、金権まみれの政治を刷新してもらいたい。 
◇一方、辞任の理由がすっきりしないのは、長浜市の前教育長。本人は「1市6町合併は新しい感覚の人に」と理由を述べたが、突然の辞任から10日余りが経過し、「市長との対立が原因では」との噂が広まっている。
 長浜市の押谷友之市議が公開しているブログ(インターネット上の日記)では、「教育長はなぜ消されたか」「勃発するか、市長VS教育界の全面戦争」との過激な見出しで、教育方針を巡って対立する市長の「イビリ」で、教育長が辞めざるを得なかったのでは、と推測している。
 ブログによると、骨折して入院中の市長が、見舞いに訪れた教育長に「いつになったら辞表を出すんだ」などと語ったというエピソードも紹介され、押谷市議は「気に食わないからイビリ出しただけ」と記している。
 いずれも断定的な表現を避けているため、その真相は定かでないが、市議会6月定例会で市長への集中砲火は避けられそうにない気配。
◇1市6町合併を控える大事なこの時期に、教育のトップ不在の不幸を憂うのは小生だけではあるまい。

2009年05月12日 15:16 |


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