レベル「5」、市民は何を?(見聞録)
豚インフルエンザは感染源のメキシコから、欧米、アジアに広がり、パンデミック(世界大流行)の可能性も出てきた。
WHO(世界保健機関)はきょう30日未明、警戒レベルを「5」に引き上げた。パンデミックの一歩手前という警告で、事態はいよいよ深刻になってきた。
◇新型インフルエンザは、人類史の中で繰り返し発生し、その度に多くの死者を出してきた。
1918年から2年間にわたって世界で大流行した「スペイン風邪」は、約6億人が感染し、死者も4000~5000万人にのぼったとされる。国内で約40万人が亡くなったそうだ。
2年間をかけて、世界中にまん延したスペイン風邪だが、人が世界中を行き交う現代社会では、新型インフルエンザがひとたび発生すれば瞬時に世界中に広がる危険性をはらむ。
すでに欧米をはじめ、韓国や香港でも感染の疑いのある患者が発生して、その危険性を証明している。さらに広がるのか、各国政府が封じ込めに成功するのか、成り行きを見守るしかない。
◇さて、封じ込め対策は政府や医療機関に委ねるとして、我々、一般市民はどのような心構えであるべきか。
まずは正確な知識を身に付けること。
新型インフルエンザの症状は、高熱、頭痛、関節痛のほか、のどの痛み、鼻水など、一般的な風邪の症状と似ていて、重症化すれば肺炎などを併発する。
感染は、感染者のくしゃみや咳によって空気中に飛散した唾液や鼻水を吸い込むことによる。また、汚れた手で鼻や目を触ることでも感染する。ようは、冬の時期のインフルエンザと同じ。
◇次いで、日ごろの行動。
基本的には、一般的な風邪対策と同じ。外から帰ったら手洗いと、うがい。規則正しい食事と生活リズムを心掛け、病気への抵抗力を付ける。また、風邪が流行している時期にはなるべく人ごみを避けること。
風邪の症状がある場合は、マスクを付けて、唾液、鼻水が飛散するのを防止する。これは、従来からのエチケットだ。
そして、何よりも正確な情報の把握。新聞、テレビ、ラジオのチェックは欠かせない。
2009年04月30日 15:07 | パーマリンク
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