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健康とは疲れないこと

 ぼくが生活信条として実践している健康法に「マクロビオティック」という精神文化がある。
 その理論の出発点は物質文明を築いてきたギリシャ以来の方式を反省して、宇宙の秩序、自然の法則に調和する生活の実践である。
 世界各国でマクロビオティックによる生活革命を指導しているのはアメリカ在住の久司道夫氏で、その多数の著書(英語)はドイツ語、フランス語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語に訳され欧州各国で評判になっている。
◇その理論のうち、特に注目を呼ぶのは健康に関する定義である。
 それによると健康とは病気のない状態ではない。健康は病気から身体を守るということによって確保されるものではない。
 健康とは肉体的、精神的、霊的に、より積極的な創造と進歩の状態であると定義し、つぎの7つの条件を満たさねばならない。
 ①決して疲れない②欲をもつこと③よく眠ること④よい記憶をもつこと⑤決して腹を立てない⑥よく喜び機敏であること⑦かぎりなく感謝の気持ちをもつ。
◇読者はこの7つの健康の条件を読んで、その筆頭に書かれた①「決して疲れない」に注目されるであろうと思う。最近、筆者が連続して取り上げているテーマは「慢性疲労症候群」である。
 国民の多くが慢性疲労におちいっているという現状は言葉を換えれば国民の多くが健康でないということを物語っている。それを考えながら、マクロビオティックの健康の定義をかみしめたい。何よりも明々白々に分かり易く言っている健康の条件の筆頭が「決して疲れない」ということをしっかり記憶してもらいたい。
◇疲れることは健康でないどころか、それが慢性化すれば病気である。それは厚労省の関係者が指摘している通り、脳の働きをおかしくし、免疫反応の異常をもたらす。
 マクロビオティックの指導者・久司道夫氏は「もし健康なら毎日の生活でどんな疲れも感じないはず」と断言する。
 一日仕事を終えて「ああ疲れた」と溜め息をもらしたり、グチをこぼすようでは健康といえない。ときに仕事で疲れを感じることがあっても、すこし休んだり、睡眠を十分にとって回復できるようでなければならない。肉体だけでなく精神的にも疲労を感じてはならぬ。このように久司氏は説くが、読者の皆さんはどう反応するだろうか。
◇おそらくクスリ漬けの人は眠りも浅いだろうし、よく疲れるであろうし、いらいらの不安定な生活をしているのではなかろうか。
 ここで、ぼく自身について言えば、うれしいことに、ありがたいことに、ぼくは疲れを知らない。「ああ、しんど」といって横になったことがないし、なろうとも思わぬ(つづく)。【押谷盛利】

2009年04月24日 14:38 |


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