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旅仲間とサハラ砂漠へ(見聞録)

 モロッコ旅行のハイライトはサハラ砂漠観光。世界一の巨大砂漠に簡単に足を踏み込める国としての魅力だ。日本からも年間1万5000の観光客が訪れており、その多くが砂漠に足を運んだことだろう。
 サハラ砂漠は東西5600㌔、南北1700㌔、面積1000万平方㌔。アフリカ大陸の実に3分の1を占める。
◇今回の旅は、スペインを経由したことで日程が限られており、自力でサハラ砂漠まで足を運ぶのは難しいと半ば諦めていたが、幸い、古都マラケシュで個人旅行者向けの砂漠ツアーを利用することができた。価格は車両や日程によって様々で、4WDをチャーターすれば、数万円。小生はミニバスでの2泊3日のツアーを申し込み、約1万円だった。
 旅の道連れとなったのはチリ、アルゼンチン、イラン、ロシア、フランス、スペイン、アルメニア、オーストラリア人の計13人。20~30代の男女。
◇同国中部に位置するマラケシュから、アルジェリアの国境付近に広がるサハラ砂漠までは寄り道しながら片道約600㌔。4000㍍級の山々が連なるアトラス山脈を通過するため、思いのほか時間がかかる。
 雪化粧の山々の中腹を縫うように走りぬけると、岩と砂の大地が目前に広がる。
 道中、城壁で囲まれた要塞「カスバ」跡が点在していて、その昔、部族間の紛争が耐えなかったことを物語っていた。
◇マラケシュを出発して2日目の午後3時ごろ砂漠のほとりに到着。ここからは、ラクダの足を借りて、幾重にも連なる砂丘を越えてゆく。ベルベル人の青年と少年がラクダを引く。
 道中、サンセットを見るため、ラクダを降りて小高い砂丘を駆け登るが、足が砂の中に沈む。一歩が半歩、「4分の1」歩になるという具合。
 夜は砂漠の中に張ったテントで過ごしたが、頭上に広がる満天の星空は圧巻。余りの星の多さと輝きで、冬の星座として有名なオリオン座がまったく目立たない。流れ星も見放題。砂漠ツアーの一番の醍醐味だろう。
◇さて、旅の仲間。半数を占めたアルゼンチン人らラテン系は常に陽気ながらも、時間にルーズ。集合時間に遅れるのがマナーなのかと疑いたくなった。
 英語堪能のロシア人は社交的でいつも会話の中心に。ベトナム生まれのフランス人は仲間の輪に加わらず、いつも写真を撮っていた。アルメニア人はオーストラリア人の彼氏との婚前旅行で、甘えてばかり。イラン人は妙にベルベル人の衣装が似合い、「砂漠の民」も顔負け。
 彼らと寝食を共にできたのも貴重な経験、良き思い出となった。

2009年04月23日 17:02 |


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