滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



月と星の共演(見聞録)

 今夜は西の空に月と2つの星が輝いて、とても綺麗ですよ―。1日夜、編集作業をしていたところ、お世話になっている高校の先生から何ともロマンティックな電話を頂いた。
 なるほど、西の空に金星と木星が輝き、その右下には三日月。何とも美しい構図だった。
 2つの星のうち、最も強く輝いているのが金星。明るさはマイナス4・5等で、隣の木星はマイナス2等だという。「マイナス」の表現は初耳だが、1等より2・5倍明るいのが0等、そして0等より2・5倍明るいのがマイナス1等という具合に、星の明るさを表現する。
 天上で最も明るい金星と、2番目に明るい木星がランデブーするこの現象は、この先、1週間ほど楽しめ、月との共演はきょう2日夜までの限定だそうだ。
◇12月に入ると、あちこちでクリスマスのイルミネーションが目に付く。最近は一般家庭も工夫を凝らした電飾を施し、美しくライトアップしているのもあれば、派手なだけのものもあり、あれこれ批評するのもこの季節の話題か。
 さて、クリスマスはイエス・キリストの降誕日だが、その時、天上に輝いていた星がクリスマスツリーの天辺にあるそれだ。
 「ベツレヘムの星」と呼ばれ、この星の輝きを見た占い師が「汝の王になるべき人物の誕生を告げている」と占い、ペルシャの3賢者が星を頼りに生まれたばかりのイエスを探した、との伝説が残っている。
 その「ベツレヘムの星」の正体は、天文学上、未だに謎に包まれている。
◇多賀町の天文台「ダイニックアストロパーク天究館」の高橋進館長によると、ハレー彗星や超新星など諸説ある中で最も有力なのが、「惑星会合」という現象。
 地球から見た惑星が同じ位置に集合する現象を指し、イエスが降誕した当時は、金星と木星が重なるように接近して、強く輝いたのではないかと推測されている。
 確かに夜の空を照らす2つの星が重なり合えば、救い主が現われるような気分になりますね、とは高橋館長。
 何かと慌しく感じる12月だが、金星と木星のランデブーなど、夜空の星を眺める心の余裕を持ちたいものだ。

2008年12月02日 16:17 |


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.shigayukan.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2646

過去の時評


しが彦根新聞
 
長浜市
長浜市議会
長浜観光協会