橋下大阪知事を総理に
「右顧(うこ)左(さ)べん」という言葉がある。右を見たり左を見たり、周囲の状況ばかりを気にして自らの態度をはっきりしないことをいう。
これは日本人の古くからの特徴で、会議などで自己主張や自らの考え、判断を明らかにしない。
どうしても賛否の決断をしなくてはならないときはぐるりと見渡して、意見の多い方へ手を上げるか、声の大きい人の意見に同調するか、いずれにしても主体性がないのである。
日本には封建的な江戸時代から「出る杭は打たれる」という伝統的な世渡り術があった。
出る杭とは、人より先立って意見を述べたり、行動することである。
そうすると必ず上から叩かれるか、にらまれて不利になるというのである。
◇こういう右顧左べん型人間が幅をきかしている間は民主主義は成長しない。
ほかの人がどっち向いているか、どんな意見を持っているのか、そんな人の心にわが考えを合わせなければならないのは自分に自信と信念がないからである。さらに言えば勇気がないからである。
◇その点、ぼくは日本のリーダーとして、これまで小泉元首相を高く評価した。改革の旗を高らかに上げて、自己主張するだけでなく、実行に移した。総理として政策を進める場合、与党の自民党や公明党からしばしばイチャモンがついたが、彼は屈せず所信を断行していった。
靖国参拝については、中国から激しい反対といやがらせがあり、与党の自民党や公明党からも反対の大合唱があったが、ものともせず、国のため命を捧げた英霊に哀悼の意を捧げるのは国民の務めだと言い切った。
◇小泉さんは、次期選挙に立たないが、議員でなくとも国政に影響を与える活動をするにちがいないし、それを期待したい。
◇今、ぼくにはこれまでにない明るい期待が胸をわくわくさせている。
それは30代の若さで、颯爽と天下を動かしている橋下大阪府知事である。
これから大阪府民がどう彼を生かし切るか、注目しているが、ぼくは大阪府民が賢明であれば、府知事に留まらず、彼を総理大臣にして日本の政治をあずけるように夢をはぐくんでほしい。
彼や前三重県の北川知事、宮崎の東国原知事、橋本前高知県知事、その他改革派知事、あるいは田中新党日本代表(前長野県知事)、その他、現在の与野党の中から秀れた政治家を集めて救国新党をつくれば国民の期待はなだれ現象を生むであろう。そのときの総理は頭脳、度胸、若さ、馬力、能弁において橋下氏よりほかに適任者はいない。
まさに彼こそは日本の政治家のみならず、かつてのアメリカのケネディーのように世界のリーダーになる器である。
府知事になって1年も経たぬのに、なみの知事の10年分以上の仕事をしている点を評価するとき、ぼくは確信をもってそう言い切る。
◇ぼくは、かつて、日本の保守政治が国民の信を失ったとき、彗星の如く現れた細川護熙氏に注目した。彼が日本新党を率いるや国民の期待は一気に集中した。その期待が1993年の非自民政権の細川内閣の誕生につながった。
残念乍ら途中で失脚したが、これは彼の貴族的家柄のひ弱さによるものだった。
今の橋下氏には細川氏にまさる若さと識見、正義感、ブルドーザーの如き行動力がある。彼の登場で日本は救われる。そう期待したい。【押谷盛利】
2008年10月30日 14:18 | パーマリンク
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