地産地消のお弁当(見聞録)
コンビニエンスストアのセブンイレブンで18日から、滋賀産の食材をふんだんに使った弁当の発売が始まった。普段はコンビニ弁当を避けているが、試みに買ってみた。
「滋賀の恵み弁当」と銘打ったこの弁当、ご飯に、県産小松菜と焼きほぐした琵琶湖産ビワマスを彩り良く盛り付け、おかずは、県産の牛肉煮、甲賀の伝統野菜「下田なす」を使用した煮物、漬物は伝統の「日の菜漬」など、地元食材が盛りだくさん。
味はコンビニ弁当にありがちな「しつこさ」「くどさ」を控え目にしており、食べやすい。
◇弁当のパッケージには滋賀のシンボル「Mother Lake」のロゴが。
実は、セブンイレブンと滋賀県は17日に「地域活性化包括連携協定」なるものを結んだ。「地産地消」「健康増進」「青少年健全育成」など10項目について連携し、この弁当は「地産地消」のシンボリック事業として、登場した。23日からは「日の菜とじゃこおかかのおむすび」、県産牛を使った「焼肉めし」、長浜名物の「のっぺいうどん」も登場するそうだ。
商売上の戦略とはいえ、「地産地消」からは縁遠いと思われるコンビニ弁当が、滋賀の味を県民に広く紹介することで、地域農業の活性化、食文化の醸成に一役買うとあれば歓迎されよう。
今後、セブンイレブンでは県内産の農林水産物や畜産物を活用し、滋賀にちなんだ料理や味の商品を開発する予定で、該当商品には「Mother Lake」のロゴを添付する。農業高校などと連携して、地元特産物を活用した商品開発も検討しており、長浜農高とのコラボレーション商品が陳列される日が来るかも。
◇さて、食品の安全を脅かしている事故米流通事件だが、監督の農林水産省と、悪徳業者の三笠フーズが諸悪の根源とはいえ、生産者の顔が見えなくなるほどに複雑化した流通を、改めて考え直す必要があるかもしれない。
食材がどこでどのように生産され、どういう過程を経て消費者の口に運ばれるかということを。
◇地元で取れた食材を、地元で消費することを意味する「地産地消」の考えは、追求すれば日本国内で消費する食材は、なるべく輸入に頼らず国内で賄おうとの方針でもあり、自給率4割の日本の食料戦略においては、率先して取り組むべき課題であろう。また、生産者と消費者の距離を縮めるという点で食の安全性確保に効果的だ。
コンビニ業界が地産地消に乗り出す時代なら、せめて、教育、保育、病院、福祉施設でも地元産の食材を提供できるようにしたい。「安いから」と、メタミドホス入りの中国産米やギョーザを食べさせられてはかなわないし、添加物まみれの食品で味覚が麻痺するのもまっぴらだ。
2008年09月19日 15:20 | パーマリンク
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