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親中、親北の政治批判

 昭和30年(1955)は、保守合同による自民党、左、右の統一による社会党の誕生した記念すべき年である。この年以来、日本の政治は1993年の細川政権まで、自民、社会両党の調整で進められた。
 言葉を換えれば自社の馴れ合い政治が自民党の永久政権化を危惧させた。このときの自、社の馴れ合い政治を歴史的に55年体制という。
 社会党は統一後も思想的対立から左派、右派の内部争いを温存していたが、左派のうちの最左派をマスコミは容共派ととらえた。容共とは親共産党であり、共産党と手をつないでの政治闘争を容認する一派と目されていた。
◇今は「容共派」は古典的な言葉になったが、それに代わって、親ロ派、親中派、親北派が政治行動の中で目立つようになった。
 たとえば、政府の方針に反して、こっそり国を出て、北朝鮮側と裏話をする山崎拓前自民党副総裁や、帰ってきた拉致被害者5人を北へ送り返さなかったのは約束破りだと安倍さんを悪しざまにいう加藤紘一元幹事長らは親北派の頭目であろう。
 小泉純一郎氏が総理・総裁時代、靖国参拝をめぐって、中国が良識を超えて反小泉のキャンペーンを展開した。それに同調して、内部から小泉批判を上げた政治家が自民党内にいたが、彼らは明白な親中、親北派であった。面白いのは、親中派と親北派の顔ぶれが、だぶっていることである。
 はっきりしていることは、北(朝鮮)も中国も共産党独裁の国家であり、都合のいいときは大事にし、利用するが、都合が悪ければ憎悪し、一つ違えば消されることになりかねない。
 中国についていえば、さきに問題になった反日デモによる日本の公館の破壊活動や、日本の領事館に救いを求めた脱北者を国際法を侵して、領事館から拘束した事件。中国内でのスポーツアジア大会で日本選手へのブーイング、日の丸焼却事件。最近の毒入りギョーザ、チベットでの人権侵害など、一口でいえば法と道徳を無視した横暴さはどう見ても正常な文化国家とは思えぬが、これまでの日本政府や政治家の動きはなぜか、はれものに触るようにおじけづいている。言うべきことを言わない体質が逆に中国側の鼻息を強くさせているきらいがある。
 そこが中国のずるさか、意識的な戦略か、どんな厚待遇を用意しているのか。日本からヘイコラサッサと中国詣りする政治家が与野党にわんさといるではないか。自民党では、山崎拓、加藤紘一、そしていま羽ぶりをきかせているのが二階俊博現総務会長。
 公明党は大親分の創価学会・池田大作名誉会長が、中国入りしては中国首脳と会談している。
 野党の民主党は小沢一郎代表が何百人もの訪中団を組織して胡錦涛総書記に最敬礼している。最敬礼するのは勝手だが、国民を代表して日本の立場や日本人の不信感を訴えなければ何のための訪中か、と疑いたくなる。
◇中国にしても北朝鮮にしても、相手を批判し、攻撃することは熱心だが、自国の誤り等については自己反省もなければ陳謝もしない。
 その横着さを加速させているのは一にも二にも親中派、親北派の政治家であり、福田総理もまたこの派の一味に組み込まれている。残念なのは、日本のマスメディアもまた産経や一部を除き、親北、親中派が力を持っているのか、先方の権力の発表は鵜呑みにするが、相手国の真実と実態についてはほおかむりの姿勢である。利権政治や偏向報道が国民を誤らせ、国益と国民の幸せを潰すのは歴史が証明している。【押谷盛利】

2008年07月19日 14:58 |


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