19日はゆかたまつり(見聞録)
長浜ゆかたまつりが19日夕方、市街地の商店街一帯で開かれる。
これまでは大通寺の「夏中さん」に合わせて開催していたが、年々、来場者が増加して混雑がひどいので、日程をずらした。
9回目を迎える今年は、夜店、ビアガーデン、ラーメンコンテスト、コンサート、大道芸に加え、プロバスケットボール選手やスポレックのイメージキャラクターが登場するなど、「なんでもあり」。商店街を訪れる市民や観光客にトコトン楽しんでもらおうとの意気込みが伝わってくる。
夏休み初日ということもあり、家族連れなどで賑わいそうだ。
◇浴衣で街中を散策する催しは、今や全国各地で行われているが、長浜では1999年に始まった。
和装産業の振興を図る「全国きものサミット」を秋に控えたプレイベントとして、地元の地場繊維産業振興協議会が企画し、長浜の新たな夏の風物詩として定着を目指した。
浴衣姿で市街地を散策し、チェックポイントでスタンプを押して回るスタイルは今と一緒だ。
当時の夏中さんは、娯楽の多様化で人出に陰りが見えていた。そこに浴衣姿の家族やカップルが大挙したとあって、当時の商店主は「今年の夏中さんはカラフル。アベックや親子が浴衣を着ていると『いき』に見える」と、新しい催しの誕生を大歓迎していた。
◇浴衣は平安時代の湯帷子(ゆかたびら)が始まりとされる。入浴用の衣類を指し、蒸し風呂に入る際、汗取りと、身体を隠す目的で使用された。その名残りは「浴衣」の字に見て取れる。
安土桃山時代ごろから、身体の水分を吸収させるため、湯上りに着るようになり、江戸時代に入ってから庶民の衣類となった。着物に比べて、生地が薄く、風通しが良いことから、夏場に着ることが増えた。
しかし、戦後の洋服文化は日本の伝統的和服文化を駆逐。簡単に着られる浴衣でさえ、夏場の地位を追われ、温泉宿や旅館、花火大会、盆踊りなどの夏の行事でしか見られないのは、グローバル化の宿命か。
◇最近は一時に比べて浴衣姿が増えた気がする。ゆかたまつりのような、浴衣着をPRするイベントが盛んなのも一因だろうが、「ユニクロ」などのカジュアルブランドが低価格浴衣を扱っているのも大きいのではないか。
ユニクロは低価格フリースやジーンズを販売して業績を伸ばし、5年前から浴衣分野に参入。従来の百貨店や呉服店では1万円以上する商品もあって、若者には手が届きにくかったが、ユニクロは洋服並みに気軽に買えるようにして、若い女性やファミリー層から人気を集めた。
今では量販店などでも小物をセットにした低価格浴衣が登場し、和装文化の復興に一役買っている。
問題は着付けだが、インターネットでは着付け方法を動画で丁寧に紹介しているサイトが数多くあるので、興味のある読者は参考にされては。
2008年07月18日 15:55 | パーマリンク
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