旅行ガイドに見る長浜(見聞録)
長浜市は先日、平成30年度を目標にした観光戦略を打ち出し、その中で東アジア地域をターゲットにした外国人旅行客の誘致にも力を入れることを明記した。
日本に訪れる外国人旅行客はガイドブックで日本のあれこれを調査しているだろうが、滋賀や長浜はどのように紹介されているのだろうか。
英語旅行ガイドで世界1のシェアを占める「ロンリープラネット(以下ロンプラ)」は、その詳細な内容から、バックパッカー(リュックを背負った旅行者)からはバイブルともてはやされているが、その日本版をのぞいた。
◇ロンプラはA5判よりやや小さく、日本版は812ページからなる。モノクロ一部カラーで、情報の多くを文章のみで記している。
滋賀県は「KANSAI」コーナーのほんの4ページ。京都に60ページを割いているのに比べると寂しい限りだが、外国人旅行者向けだけに妥当だろう。
滋賀の説明は、「京都から東山を越えたところにあり、日本最大の湖、琵琶湖を抱え、京都から簡単に日帰り旅行できる」などとある。主な観光地として、三井寺、日吉大社、比良山、石山寺のほか、甲賀市のミホミュージアム、彦根城などを紹介している。
◇長浜は滋賀県覧の一番最後に登場する。
駅の東に古い町家や蔵が並び、趣きのある店に改装されている建物もある。特にこの一帯はガラスで有名で、高品質で興味深い作品があるのでお土産のチェックを。古い建物の中にはレストランに改装されているところもある―。
長浜の観光地はこんな具合に紹介されていた。
長浜を代表する伝統行事として曳山祭りが取り上げられ、衣裳に身を包んだ子ども達が、精巧な装飾を施した曳山舞台で狂言を披露するので、4月14日から16日に訪れた際は要チェック、とある。
宿泊所は「国民宿舎豊公荘」、食事は「とらや食堂」と「中島屋食堂」を取り上げている。このガイドブックは、気安い旅行者に重宝されていることから、安くて旅情を楽しめる選定になっているようだ。少し贅沢したい旅行者のために、「長浜浪漫ビール」も取り上げている。
◇ガイドブックの巻末には日本の風習や言語などの情報を収録している。
日本語は重要なフレーズ(述語)を会話の最後に持って来るのが特徴で、また、ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字が混在し、「世界で最も複雑」な筆記体系。もし日本語を真剣に習いたいなら数年は滞在する必要があると説いている。
今回参考にしたガイドブックは2005年版だが、年始に最新号を立ち読みしたときは、長浜のページで、親子丼で有名な「鳥喜多」を紹介していた。連日、大行列ができる同店はいよいよ全国区ならぬ「世界区」にまで踊り出たと、嬉しく思ったが、よくよく見ると「喜」と表記するべき漢字が「善」と誤植され、「鳥善多」となっていた。読みは「torikita(トリキタ)」となっていたのだが、外国人編集者には違いの見極めは難しかったようだ。
2008年03月04日 13:50 | パーマリンク
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